2012年1月31日火曜日

東アジア書誌学への招待 第二巻

大澤顕浩編著『東アジア書誌学への招待 第二巻』(東方書店、2011年12月)
『東アジア書誌学への招待』の第二巻。
第一巻が総論とすると、第二巻は地域・研究分野ごとの各論。
目次は以下の通り。

第四章 東アジアの文献―朝鮮本・満洲語文献・越南本・和刻本
石橋崇雄「清代満洲語文献の特徴と重要性」
吉田光男「朝鮮本の世界」
八尾隆生「ヴェトナムにおける漢喃(ハンノム)本の研究と収集の現状」
小秋元段「慶長年間における古活字版刊行の諸問題」

第五章 研究のための書誌学―思想・文学・歴史・地理
金文京「明代『三国志演義』テキストの特徴―中国国家図書館蔵二種の湯賓尹本『三国志伝』を例として」
笠井直美「白話小説・戯曲版本の分化と特徴」
永富青地「陽明学研究における文献学の意義―『王文成公全書』所収の「年譜」への挑戦」
林鳴宇「書誌学からみた仏書と儒書」
山本英史「中国地方文献の交際術―地方志、判牘、筆記」
中砂明徳「イエズス会の極東関係史料―「大発見の時代」とその後」
高柳信夫「ミル『自由論』における“individuality”概念の日本と中国への導入について―中村正直『自由之理』と厳復『群己権界論』の場合」

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