2009年11月13日金曜日

白東史学会大会

白東史学会大会
日時:12月5日(土)14:00~17:20
場所:中央大学駿河台記念会館330号室

発表題目   
14:00~15:00 道上峰史「明朝の西南経営ー苗疆辺牆の成立とその背景ー」 
15:10~16:10 西村陽子「衛星写真を用いたスタイン地図の精度分析と考古調査への応用-Digital Excavationの試みー」(仮題)
16:20~17:20 石川厳「チベットにおける葬儀の仏教化-敦煌出土チベット語文献P.T.239表の分析を中心としてー」

宋代食羊文化と周辺国家

塩卓悟「宋代食羊文化と周辺国家」(宋代史研究会編『『宋代中国』の相対化』汲古書院、2009年7月)

北宋において大量の羊肉が消費されていた状況を確認したのち、
遼や西夏からの羊の輸入が、羊肉供給体制の一部を担っていたことを示し、
北宋と遼・西夏の経済関係に相互補完的側面もあったことを明らかにする。
不勉強ゆえ、北宋で食羊文化が発展していたこと自体、知らなかった。
食羊といった文化面から、国際関係・経済史に踏み込む研究手法が
とても面白いし、参考になる。