2010年5月12日水曜日

訓点語学会研究発表会

第102回 訓点語学会研究発表会
日時:5月23日(日)
場所:京都大学文学部第3講義室

報告 午後1時30分~
石山裕慈「日本漢音における「韻書上声非全濁字の去声加点例」について」     
蔦清行「両足院所蔵の黄山谷の抄物二種」
青木毅「『水鏡』における漢文訓読語と和文語との混在について―〈漢文翻訳文〉における用語選択の問題として―」

午後3時30分~
廣坂直子「国際仏教学大学院大学蔵『摩訶止観 巻第一』の朱白の訓点について」  
小助川貞次「漢文訓読資料における句読点について」                
石塚晴通"Descriptive Catalogue of the Chinese Manuscripts with Reading Marks & Notes from Dunhuang" (『敦煌点本書目』)の英文術語                  

阪大史学の挑戦2

大阪大学歴史教育研究会大会「阪大史学の挑戦2」プログラム
日時:2010年8月9日(月)~11日(水)
会場:大阪大学中之島センター10F 佐治敬三メモリアルホール

8月9日(月)
第1部 近世世界におけるヨーロッパとアジア―ウォーラーステインを超えて
14:00 秋田 茂「グローバル・ヒストリー研究におけるヨーロッパ中心史観・パラダイム克服の試み―アジア・大阪からの視点」
15:30 休憩
15:45 玉木俊明「近代ヨーロッパの誕生—オランダからイギリスへ」
16:45 島田竜登「近世アジアとオランダ東インド会社」
17:45 中村武司(大阪大学文学研究科助教)ほか「高校世界史授業で使えるグローバル・ヒストリー関連用語」

8月10日(火)
第2部 中央ユーラシア史の枠組みの理解に向けて—スキタイ・匈奴からムガル・清帝国までの国家の基本構造とシルクロードの展開
9:00 森安孝夫「シルクロード成立後の北の遊牧国家、南の拓跋王朝、まとめた中央ユーラシア型国家」
10:40 堤一昭「モンゴル帝国の基本構造—チンギス・カンからクビライ・カアンへ」
11:20 杉山清彦(駒澤大学文学部准教授)「中央ユーラシアの「近世」—ポスト=モンゴル時代から“帝国 の時代”へ」
13:15 松井太「内陸アジア出土資料からみたモンゴル時代のユーラシア交流」
13:55 高橋文治「漢語文献が語るモンゴル支配」
14:50 入野恵理子「北魏のバイリンガル性—史料に見える「鮮卑語」」
15:10 齊藤茂雄・旗手瞳「突厥碑文と唐蕃会盟碑の歴史的重要性」
15:40 赤木崇敏「壁画と古文書から見た敦煌オアシス社会の実態」
16:45 森安孝夫「ソグドからウイグルへ——シルクロード東部の手紙文書」
17:20 堀 直「トルキスタンのイスラム化の過程」
17:50 向 正樹・矢部正明・後藤誠司・伊藤一馬「中央ユーラシア史関係用語リストの提示

8月11日(水) 
第3部 地域史からみる世界史、世界史からみる地域史
9:10 中村和之「アイヌ史と北東アジア史」
9:30 吉嶺茂樹「宗谷場所から世界史を考える」
9:55 吉満庄司「世界史の中の明治維新——幕末薩摩藩の対外政策を中心に」
10:20 笹川裕史「綿業にみる日本とイギリスの工業化 ——大阪になれなかったマン チェスター」
10:45 福本淳「機械文明とキリスト教の世界席巻の終点としての神奈川県」
11:30 討論 コーディネーター 後藤敦史
13:30 総合討論

歴史教育者(特に高校教師)を対象に行うシンポジウム。
個人的には第二部が気になる。
申し込みは、大阪大学歴史教育研究会のウェブサイトにて。
締め切りは6月15日とちょっと早め。

「訓点資料の構造化記述」研究発表会

国立国語研究所共同研究プロジェクト(萌芽・発掘型)「訓点資料の構造化記述」研究発表会
日時:5月24日(月)9:00~12:00
場所:京都テルサ 第五会議室

報告
高田智和「国立国語研究所蔵『金剛頂一切如来真実攝大乗現證大教王経』について」
岡本隆明「訓点の整理と資料の共有を目的とするデジタル画像データの利用について」