2011年11月5日土曜日

日本道教学会第62回大会

日本道教学会第62回大会

日程:2011年11月12日(土)
会場:筑波大学春日キャンパス メディアユニオン・メディアホール

研究発表 10:10~
馮暁暁「『道法会元』データベースの作成と計量的分析」
水野杏紀「江戸時代中期以降の明清の術数書受容の特徴―『元経』・『八宅明鏡』救貧竈掛を中心として」
江波戸亙「『悟真篇注疏』の外丹理論について」
三田村圭子「唐末五代における宗教活動―『広成集』所収の青詞を中心に」
武田時昌「道教文化研究の術数学的アプローチ」

特別表演 14:30~ 春日キャンパス7B205教室
陳儷瓊「台湾・道法二門の小普」

総会 16:00~

東洋文庫ミュージアム&東京人

先日、東洋文庫ミュージアムに行ってきました。
展示内容は既にブログで紹介したので省略しますが、
ものすごく楽しめる内容でした。
東洋文庫のすごさを改めて体感しました。

入場料(一般880円・大学生680円)を
高いとみるかどうかは微妙なところですが、
あっというまに時間がすぎてしまうし、
写真OK(一部除く)なことを考えると、
まあまあなんじゃないでしょうか。
国宝『史記』も、モリソン文庫の威容も撮り放題です。


東洋文庫とミュージアムの魅力は、
このブログの拙い文章よりも、
『東京人』2011年12月号通巻303(都市出版、2011年12月)を読むと伝わってきます。

『東京人』12月号は、特集「東洋文庫の世界」。
目次は以下の通り。
ドナルド・キーン「初めて触れた、江戸期の『百合若大臣野守鏡』に興奮しました」
張競「文字と書物の旅をめぐる綺想」
堀江敏幸「あやしうこそ、ものぐるほしけれ―東洋文庫の午後」
樺山紘一・亀山郁夫・池内恵・斯波義信・牧野元紀「座談会 「アジアの世紀」の今だから、「東洋の知恵」を見直そう。」
ウッドハウス暎子「G・E・モリソンの実像」
森まゆみ「岩崎久彌が見た夢」
槇原稔「日本人のアイデンティティーを、東洋文庫で育ててほしい」
野嶋剛「内藤湖南をめぐる中国美術品流入のネットワーク」
研究者に聞く「この一冊からはじまった」
森本公誠「『アラビア語文献目録補遺』 時宜を得たアラビア語文献蒐集に感謝」
石澤良昭「『インドシナとインドネシアのインド化した国々』 セデスの不朽の名著」
坪井善明「越南『欽定大南会典事例』の礼部 「邦交」や「柔遠」に入れ込んだ日々」
木奥恵三「非日常の空間へ誘うミュージアム 建築も、すごい」

他にも『史記』・『東方見聞録』・『諸国瀧廻り』・『アヘン戦争図』などの鮮明な写真も掲載しています。

日本中国考古学会2011年度大会(第22回大会)

日本中国考古学会2011年度大会(第22回大会)

日中関東部会

日程:2011年12月3日(土)・4日(日)

会場:大会・総会:東京大学本郷キャンパス 法文2号館一番大教室

12月3日(土)
一般研究発表(13:10~15:50)
13:10~13:40 松本圭太「中央ユーラシアにおける青銅器様式の展開―長城地帯とミヌシンスクの青銅器製作技法の比較を通じて」
13:40~14:10 佐々木正治 「出土鉄器からみる河南省の鉄器生産について―漢代~魏晋南北朝を中心に」
14:10~14:40 ラプチェフ・セルゲイ「中国南部と東南アジアの青銅器における水牛像とその役割」
14:50~15:20 江介也「東アジアの鋏―用途・表象・ジェンダー副葬」
15:20~15:50 丹羽崇史 「窯道具から見た唐三彩窯成立過程」
16:00~17:00 ポスターセッション
17:00~17:30 総会

12月4日(日)
シンポジウム「モノの拡散」(9:20~15:50)
9:30~10:10 久保田慎二「新石器時代における空三足器からみたモノの拡散」
10:10~10:50 長尾宗史「二里頭文化期の中央と辺縁―青銅器・玉器・精製土器を中心に」
11:00~11:40 角道亮介「西周青銅器銘文の広がり」
11:40~12:20 田畑潤「西周時代後期における青銅礼器葬制の変化と拡散」
12:20~13:20 昼食・ポスターセッション
13:20~14:00 田中裕子「新疆ウイグル自治区における青銅容器の展開」
14:00~14:40 中村亜希子 「瓦の東方伝播―楽浪瓦を考える」
14:50~15:50 討論
15:50~16:00 閉会式

ポスターセッション
掲示:12月3日(土)12:30~、12月4日(日)16:00
質疑応答:12月3日(土)16:00~17:00、12月4日(日)12:20~13:20

久慈大介「二里頭遺跡出土土器の製作技術研究」
茶谷満「後漢皇帝陵再考」
鈴木舞「笄類から見た殷周時代―鳥形笄を中心に」
岸本泰緒子「秦漢期嶺南地区における銅鏡の地方生産」
小林青樹・李新全・宮本一夫・春成秀爾・宮里修・石川岳彦・金想民 「近年の遼寧地域における青銅器・鉄器研究の現状」