2011年11月11日金曜日

西域―流沙に響く仏教の調べ

能仁正顕編『西域―流沙に響く仏教の調べ』(自照社出版、2011年8月)

龍谷大学仏教学叢書②。2008年度に行われた連続講義をまとめたもの。参考文献や注釈などはついていないが、大谷探検隊・大谷コレクションなどの入門として便利。
目次は以下の通り。

第一章:大谷探検隊の足跡
入澤崇「大谷探検隊の足跡をたどって」
能仁正顕「チベットの大谷探検隊」
第二章:西域出土の仏教文献
上山大峻「シルクロード出土資料からの発言」
三谷真澄「大谷コレクションと敦煌資料」
三谷真澄「トルファン資料の意義―旅順博物館資料を中心に」
第三章:西域にひろがる宗教世界
山田明爾「仏教と異宗教」
吉田豊「ソグド人の宗教」
第四章:西域にひろがる仏教美術
能仁正顕「阿弥陀仏像の源流を求めて―ガンダーラの三尊像」
宮治昭「西域の仏教美術―涅槃の美術を中心に」
入澤崇「壁画復元―ベゼクリク「誓願図」」