2010年8月27日金曜日

和漢比較文学会第三回特別研究発表会

和漢比較文学会 第3回 特別研究発表会(特別例会)プログラム
〔和漢比較文學會-2010台灣特別研究會〕

日時:2010年9月3日(金)
場所:台湾大学(台北市羅斯福路四段一号)文学部国際会議室

午前(8:50~12:35)
林欣慧「桐壺更衣―中国后妃像の受容と変容―」
郭潔梅「源氏物語と唐の歴史との関係-紅葉賀巻にみえる好色な老女の物語と則天武后の故事を通じて-」
吉原浩人「大江以言擬勧学会詩序と白居易」
丹羽博之「白居易と岩垣竜渓の「代売薪女贈諸妓」詩」
藏中しのぶ「大安寺文化圏の歴史叙述―『大安寺碑文』『南天竺婆羅門僧正碑』の手法と構想―」 
西 一夫「大伴家持の詩文表現受容―歌と左注―」
張培華「枕草子における和漢朗詠集の引用―四系統本文の表現差異を中心に―」 
谷口孝介「菅原道真の官職表現」

午後(13:30~19:25)
木戸裕子「「殆ど江吏部の文章に近し」-大江匡衡と平安後期漢詩文-」 
郭穎「日本漢詩における「和臭」・「和習」・「和秀」―『東瀛詩選』を手掛かりに―」
鈴木望「無窮会の文事―加藤天淵・吉田学軒の宮内省御用掛としての任務に就きて―」
森岡ゆかり「近代台日女性漢詩人の「詠史」―陳黄金川『金川詩草』(1930年刊)・三浦英蘭『英蘭初稿』(1934年刊)比較小考」―」
森田貴之「『唐鏡』考 ―法琳『弁正論』の受容―」
菊地真「『日蔵夢記』の世界観」
陳可冉「芭蕉俳諧と日本漢詩の一接点―「馬に寝て」句を読み直す―」
新間一美「『奥の細道』と白居易の「三月尽」」
相田満「日本の古典絵画を観相する」
増子和男「獺怪異譚を語り継ぐ者―泉鏡花を中心として―」
三田明弘「『法苑珠林』『太平広記』における神異僧伝とその日本への影響」
堀誠「日中の俗信と文学―比較文学の一視点―」
陳明姿「『今昔物語集』の鬼と中国文学―本朝部を中心にして―」 

第29回和漢比較文学会大会

第29回和漢比較文学会大会

日時:2010年9月25日(土)・9月26日(日)
会場:信州大学教育学部東校舎504教室

9月25日(土)公開講演会
14:10~17:35
玉城司「松代藩六代藩主真田幸弘の文芸―漢詩・和歌・俳諧―」 
仁平道明「和漢比較文学研究の射程―〈『源氏物語』と『後漢書』清河王慶伝〉再論―」 

9月26日(日)研究発表会・総会
9:30~12:00
隋源遠「「年内立春詠」の和漢比較的研究」
韓雯「「暗香」考―「夜の梅」のイメージを中心に―」
小財陽平「三宅嘯山の『唐詩選』受容」

13:00~16:30
李國寧「林家の隠逸思想と其角の市隠」
仁木夏実「水府明徳会蔵「詩集」について」
山田尚子「『王沢不渇鈔』における句題詩序の構成について」
三木雅博「〈忠と孝との鬩(せめ)ぎ合い〉と中国孝子譚―『経国集』対策文から平家・近松へ―」