2009年11月26日木曜日

鑑真

東野治之『鑑真』(岩波新書、2009年11月)


鑑真の渡日に関する苦心談は抑えめにし、
鑑真の師や学問の環境などの来日以前の鑑真と、
受戒や唐招提寺など来日後に鑑真が果たした役割に焦点をあてている。
鑑真のもたらした戒律は根づかなかったが、
「鑑真の心が別の形で受け継がれた」とし、天台宗や最澄に言及している。
また、これまで一部の研究者に指摘されていた
道璿・良弁と鑑真の軋轢や、鑑真の弟子間の対立などを否定している。

2009年11月23日月曜日

龍谷大学東洋史学研究会

龍谷大学東洋史学研究会第33回研究大会
日時:2009年11月27日(金),午後1時15分より
会場:龍谷大学大宮学舎,清和館3階ホール

研究発表:1時15分~
椎名知世「南唐の対外政策における一考察」
高橋亮介「後趙仏教史再考」
石本利宏「先秦時代における秦の国家的性質」
赤羽奈津子「地域史からみる朝鮮古代史」

文学部特別講義:3時~
王小甫氏「トルファンにおける吐蕃及びチベット仏教の遺跡」

2009年11月22日日曜日

四国東洋学研究者会議

2009年度四国東洋学研究者会議 
日程:2009年11月28日・29日
場所:愛媛大学

第1日 11月28日(土)14:00~17:00
会場:愛媛大学法文学部中会議室(法学部本館2階)
邢東風「フィールドワークと中国仏教史の研究について」
張子侠「《呉書》作者辨」
徐国利「徽州文書的理論研究与整理方法」
胡中生「宋明以来民間修譜面臨的血縁困境及其解決―以徽州為中心的探討」
 
第2日 11月29日(日)9:00~12:00
会場:愛媛大学 職員会館 小会議室
片岡一忠「清朝外交史と新疆問題」
牧野修二「チンギス汗の金国侵入時の軍事編制について」
 

「伝えゆく典籍の至宝」参観

五島美術館で11月29日まで開催されている
「伝えゆく典籍の至宝」を見に行ってきました。

漢籍以外、あまり興味ないので、すぐに見終わるかなぁ、
なんて思って行ったのだけど、想定外の面白さでした。
さすが五島美術館。

まず興味をひかれたのが、「金光明最勝王経」。
奈良時代の写本なのだけど、
平安時代のヲコト点(多分、博士家系統)がつけられている。
写本の作成年代と読まれた時期が違っているのが興味深い。

また、平安時代後期に作られた類書(『幼学指南鈔』)や、
『伊呂波字類抄』・『和妙類聚抄』などの古辞書の写本も面白かった。

もちろん、金沢文庫本『白氏文集』・『論語集解』・駿河版『群書治要』・
秀頼版『帝鑑図札』などなど、漢籍も非常に充実してました。
なかでも古典籍展観大入札会で手に取った直江版『文選』が、
ケースの中で鎮座しているのを見た時は妙に嬉しかったです。

でも、一番印象的だったのは、
藤原頼長の手跋のある『因明論疏』。
頼長は、政治家として、そして保元の乱の中心人物として有名だけど、
ものすごい読書家としても名高い。
でも、彼の書いた字は、マジックペンで封筒に書いたみたいな字で、
お世辞にも名筆とはいえない。なんだか親近感を覚えた。
解説には、悪筆をむしろ顕示していた、とある。
ますます、いいなぁ。

と、そんなこんなであっというまに時間が過ぎてしまい、
庭園を散歩する時間はおろか、
江戸期の写本・刊本をゆっくりみる時間もなくなってしまいました……。残念。

写真は、行く途中で見かけた日向ぼっこする猫。
満足そうにぬくそうな顔をしている。

2009年11月21日土曜日

白山史学会

2009年度 白山史学会大会
日時:2009年11月28日(土)13時30分~
会場:東洋大学白山校舎6号館2階6210教室   

研究報告 13時30分~
染井千佳「平安時代相撲節会における部領使の任命」 
浅松佑介「オスマン帝国対仏派遣使節イルミセキズ・チェレビィの使節行に見る「異文化接触のかたち」」

公開講演 15時30分頃~
谷口房男「『梁職貢図』の中の蛮使図」   
櫻井良樹「支那駐屯軍をめぐる国際関係」 

2009年11月19日木曜日

古典籍展観大入札会見学

平成21年度古典籍展観大入札会に行ってきた。
合計2000点以上の古典籍が所狭しと並んでいて、見ていて飽きない。
しかも手にとってじっくり見ることができるというのがすごい。
つい勢いで『古典籍展観大入札会目録』も購入してしまった。

色々あるなか、特に取り上げたいものが二点。

ひとつは、直江版文選(目録番号672)。
目録の説明によると、慶長12年(1607)刊、古活字版。
高木文庫・安田文庫旧蔵。
直江兼続が京都の要法寺へ依頼して開版。
元の黄土色表紙に紅色原題簽を有する。

直江版を手に取るのはもちろん、見るのもはじめて。
書誌学の知識は全くないけれど、ながめてるだけで面白い。
気になったのが、表紙に文書の裏紙を使用していること。
おそらく、ただの廃棄文書だとは思うけど、
もし、万一、直江兼続が紙を用意してたら、おもしろいのに…と妄想してみる。
でも、中身を確認するのはとてつもなく難しそうだ。

もうひとつ取り上げたいのが、
目録番号1223の安南国書幅(安南国から日本にあてた書状)。
目録には「副都堂福義侯阮粛 日本国国王座下」 光興十四年(天正十九年) 
新出資料 従来知られている、徳川家康宛慶長六年安南書は、
本状の形式・文言を踏襲したものと思われる、とある。

天正十九年は1591年。すなわち秀吉の時代。
かりにこの資料が本物なら、中近世の対外史にとって、
結構重要な資料だと思われる。 中身はうろ覚えだが、
日本国国王と象や贈答品をめぐるやりとりが書かれていた気がする。
そもそも、この日本国国王って誰なのだろうか。
かなり気になる。

2009年11月18日水曜日

歴博フォーラム

歴博フォーラム 第74回 「新春トラの巻」
日程:2010年1月16日(土)
時間:13時00分~17時00分
場所:ヤクルトホール(東京都港区東新橋1-1-19)
定員:530名(先着順)
参加費:無料
主催:国立歴史民俗博物館

プログラム
13:10~13:35  山田慎也「人生とトラ」
13:35~14:00 小池淳一「トラの昔話と芸能」
14:00~14:15 休憩
14:15~14:40  日高薫「トラを描く」
14:40~15:05 大久保純一 「寅年のトラ」
15:05~15:30 岩淵令治「江戸のトラ」
15:30~15:45 休憩
15:45~16:10 高橋一樹「“虎の威を借る”中世武士」
16:10~16:35 上野祥史「中国古代のトラ」
16:35~16:55 質疑応答

申し込み
往復ハガキまたはEメールにて、「1月16日 第74回歴博フォーラム 参加希望」と明記の上、
住所、氏名(ふりがな)、電話番号を書いてお申し込み。
お申し込み・お問い合わせ先
〒285-8502 千葉県佐倉市城内町117国立歴史民俗博物館 
広報サービス室 サービス・普及係


寅年だから、虎特集。
どうせだったらついでに猫特集もやればいいのに。
同じネコ科だし。

2009年11月16日月曜日

国際研討会:中国貨幣歴史再考察

国際研討会“中国貨幣歴史再考察―従多元性和互補性的観点来看” (貨幣論班第16回研究会)
主催:貨幣論班
日時:2009年12月15(火)・16日(水)
会場:東京大学東洋文化研究所大会議室 *来聴自由 
使用言語:中国語

12月15日(火)
9:30~12:00
黒田明伸「再考察中国貨幣歴史―従多元性和互補性的観点来看」
王文成「従銭刀到圜銭:中国春秋戦国時期銅鋳幣的標準化与多様性」
柿沼陽平「晋代貨幣経済的構造与其特色」

13:30~15:00
高聰明「論宋代貨幣不統一問題」
Richard von Glahn 「宋元時期紙幣制度建立和銅銭外流」

15:30~17:00
三宅俊彦「中国的窖蔵銭以及東亜的流通銭幣」
何平「従“短陌”看中国古代貨幣流通的特色—兼与日本的“撰銭”比較」
   
12月16日(水)
9:30~11:00
張瑞威「十六世紀初中国皇帝的礼儀消費与銅銭鋳造的関係」
和文凱「国家,市場与小額貨幣供応:比較視野下的清代銅銭問題」 

11:30~13:00
封越健「清代前期徽商典鋪的典当制度与経営管理—以〈文謨典條約〉為中心」
Hans Ulrich Vogel 「中国的銭之弊(1644-1850)—内含1794年四川綦江私鋳個案研究」

14:30~16:00 
総合討論  評論人:Christian Lamouroux
 

2009年11月15日日曜日

気合

さー、これからがんばるぞ!
やっぱ、休もっ。

2009年11月13日金曜日

白東史学会大会

白東史学会大会
日時:12月5日(土)14:00~17:20
場所:中央大学駿河台記念会館330号室

発表題目   
14:00~15:00 道上峰史「明朝の西南経営ー苗疆辺牆の成立とその背景ー」 
15:10~16:10 西村陽子「衛星写真を用いたスタイン地図の精度分析と考古調査への応用-Digital Excavationの試みー」(仮題)
16:20~17:20 石川厳「チベットにおける葬儀の仏教化-敦煌出土チベット語文献P.T.239表の分析を中心としてー」