2012年12月6日木曜日

もうすぐ出る気になる本

備忘録代わりに、もうすぐ出るはずの気になる本を列挙。
なぜ年末年始にこれだけ次々に出るのだろうか。

小南一郎『詩経―歌の原始―』(岩波書店、2012年12月19日刊行予定)
栄新江著、高田時雄監訳、西村陽子訳『敦煌の民族と東西交流』(東方書店、2012年12月中旬刊行予定)
小島毅監修、 羽田正編『東アジア海域に漕ぎだす1 海から見た歴史』(東京大学出版会、2012年12月下旬刊行予定)
小島毅監修、早坂俊廣編『東アジア海域に漕ぎだす2 文化都市 寧波』(東京大学出版会、2013年1月下旬刊行予定)
荒川慎太郎・澤本光弘・高井康典行・渡辺健哉編『契丹[遼]と10~12世紀の東部ユーラシア』(勉誠出版、2013年1月刊行予定)

趣味の領域に近いものでは、
渡辺守邦『表紙裏の書誌学』(笠間書院、2012年下旬刊行予定)
がもっとも気になる。
古本屋や古典会とかで和書に触れると、
表紙裏に文字が見えることがよくある。
気になっても、解体して調べるわけにもいかず、
もやもやしたままで終わっていたのだけど、
その和書の表紙裏に利用された反古紙を対象にした本。

目次は以下の通り。
第一章 表紙裏反古の諸問題
第二章 ワークショップ報告「表紙裏から反古が出た」
第三章 表紙裏反古の保存法について 国立公文書館蔵の嵯峨本『史記』を中心に
第四章 表紙裏反古の諸問題・続考 東京大学附属図書館蔵『鴉鷺物語』の場合
追録 小山正文「寛永二十年版『黒谷上人語燈録』の表紙裏より抽出された宗存版」