2011年3月25日金曜日

日本中国学会若手シンポジウム情報2

日本中国学会若手シンポジウムのプログラム最終版が日本中国学会HPに掲載されていました。

これを見る限り、第一・第二部会に変更はないようです。また、第四部会は10時40分からの許時嘉氏の報告がなくなっています。そのため、10時40分から洲脇武志氏の報告がはじまります。

問題の第三部会ですが、プログラムを見る限り、中止とはなっていません。ただ、裴亮氏・徐暁紅氏・福嶋亮大氏の報告がなくなったため、第三部会自体は13時開始となっています。

なんとなく、狐につままれたような感じです。中途半端な情報を流してしまい申し訳ありませんでした。

2011年3月24日木曜日

東京大学附属図書館

九州大学附属図書館に続き、東京大学附属図書館でも、被災地域(東北・茨城)の大学・短大の学生・教職員に、臨時入館証の発行、館内史料の閲覧・複写サービスを開始。期間は4月28日(木)までだそうです。詳細は東京大学附属図書館HPを参照してください。

「関野貞資料と都城の世界」日時変更

3月29日(火)に開催予定だった関野貞 プロジェクト 「関野貞資料と都城の世界」ですが、日時・会場が変更になりました。

日時:2011年4月21日(木)10:00 から
場所:東京大学総合図書館3階大会議室
ということだそうです。

日本中国学会若手シンポジウム情報

3月26日(土)開催予定の日本中国学会若手シンポジウムですが、ちょっとバタバタしているようです。まだ確定情報ではありませんが、第3部会(近現代)は中止の可能性が高いようです。
昨日、一部研究者が第3部会中止の連絡をうけたとツイッターでつぶやいていました。ただ、日本中国学会のHPにはまだ出ていません。他の部会はどうなんでしょうか。開催直前まで日本中国学会HPのチェックが欠かせないようです。

2011年3月22日火曜日

時代の奔流と向かい合って生きた歴史家たち

『歴史評論』No.732(校倉書房、2011年4月)

特集は「時代の奔流と向かい合って生きた歴史家たち」
目次は以下の通り。
竹内光浩「久米邦武事件」
佐藤雄基「朝河貫一と比較封建制論 序説」
今井修「西岡虎之助と『新日本史叢書』」
久野修義「清水三男の学問」
高橋昌明「石母田正の一九五〇年代」
盛本昌広「網野善彦の転換」

取り上げられている人物に新味はないし、日本史研究者しかいないけれど、ちょうど永原慶二・鹿野政直編著『日本の歴史家』(日本評論社、1976年5月)を読んでいたので購入。佐藤氏が「文学者・文化人に比べたとき、歴史研究者の草稿・書簡などが保管・整理される環境が必ずしも整備されていない」というとおり、個人資料を用いた史学史研究というのは難しいが、それだけに面白そうな気もします。

今後は著名な研究者だけでなく、ちょっとマイナーな研究者も取り上げてほしいです。自分でやれと言われそうですが、例えば東洋史でいえば、小嶋茂稔「戦前期東洋史学史のための初歩的ノート―志田不動麿論のための前提」(『史海』54、2007年5月)みたいなのが必要な気がします。

2011年3月21日月曜日

シンポジウム関野貞資料と都城の世界

関野貞 プロジェクト 「関野貞資料と都城の世界」
日時:2011年3月29日(火)10時~

場所:東京大学薬学系総合研究棟講堂
主催:東京大学東洋文化研究所

報告
午前の部(10時~)
愛宕元「中国の都城」
焦南峰「西安調査の近況」

午後の部(13時~)
劉富良「洛陽調査の近況」
王志高「南京調査の近況」

保護色

3月14日(月)、計画停電初日の散歩中に撮影。
まるで保護色のよう。

2011年3月20日日曜日

日本中国学会若手シンポジウム会場変更

2011年3月26日(土) 9時~18時に開催予定の日本中国学会主催の第一回若手シンポジウム 「中国学の新局面」の会場が東京大学 本郷キャンパス 法文1号館2階に変更になったようです。
プログラムについては、日本中国学会が作成した一覧表(PDFファイル)参照。
また、計画停電の影響で、日によって従来のHPの閲覧ができなくなるため、新しいHPを作成したそうです。

2011年3月17日木曜日

九州大学附属図書館

九州大学附属図書館HPより抜粋

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九州大学附属図書館では、関東・東北地方の大学に在学中の学生及び入学予定者で、緊急帰省等、震災のため福岡県(近隣)に滞在せざるをえなくなった方を対象に、本学学生と同等のサービスを利用できるようにいたします。
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詳しくは九州大学附属図書館HP参照。

学会HP・論文検索などのサービス休止

学会HP・論文検索などのサービス休止

史学会・東洋史研究会・日本中国学会HP、GeNii・Webcat・KAKENは、東北・関東大地震の影響でサービス休止になっています。

詳細は次のようになっています。
・CAT/国内向けILL(業務用), Webcat ,検索専用
3月17日及び3月18日はすべてのサービスを休止
・CAT/ILL(教育用)
3月16日~3月18日はすべてのサービスを休止
・コンテンツサービス(CiNii, KAKEN)
3月17日及び3月18日はすべてのサービスを休止
・コンテンツサービス(Webcat Plus, NII-DBR, JAIRO, REO)
3月16日~3月18日はすべてのサービスを休止

3月19日以降は、またHPで連絡するようです。


なお、国立国会図書館の雑誌検索は、
通常通り機能しているようです。 

2011年3月15日火曜日

第11回遼金西夏研究会予定一部変更

第11回遼金西夏研究会予定一部変更
遼金西夏研究会HPより一部抜粋。

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今回の大地震の被害に遭われた皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。さて、東日本大震災に伴い、今週末予定の第11回遼金西夏史研究会は予定を一部変更して開催することとなりました。
 (中略)
既に交通機関等の予約をされている方もおられることに鑑み、開催日・開始時刻等は予定通りといたします。ただし、19日予定のミニシンポジウム「遼・金・西夏研究の現状と展望」は諸般の事情により開催を延期し、別プログラムに変更いたします。代替の内容につきましては、16日水曜日以降にお知らせいたします。 (中略) 懇親会(一次会)は「情報交換会」という形で開催いたします。ただし二次会は主催者側として案配・案内はいたしません。

 「情報交換会」や2日目弁当手配など実務上の都合もございますので、もしも大会出欠・1日目夜の「情報交換会」出欠・2日目弁当手配にご変更がある方は、可能な範囲で実行委員会の赤木宛までご連絡をいただければありがたく存じます。新しい大会プログラムや参加費、「情報交換会」参加費などにつきましては、16日以降に再度ご連絡いたします。

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詳細は16日以降に遼金西夏研究会HPをご参照ください。

東京大学東洋文化研究所図書室臨時休館

3月11日の大地震の復旧作業等のため、
東京大学東洋文化研究所図書室臨時休館
閉室:3月14日(月)~3月18日(金)
※ 3月22日(火)以降の再開も未定
詳細は図書室ホームページ参照


東京電力の計画停電・節電に伴うサービスの停止

1.計画停電に伴うもの
東京電力の計画停電(輪番停電)の実施状況に伴い、以下のサービスについては、予告なく停止することがありますので、予めご承知置きください。   
OPAC
その他図書館による電子的サービス

2.節電協力によるもの   
東北地方太平洋沖地震に伴う電力使用抑制への協力のため、以下のサービスについては、3月14日(月)より当分の間、休止とさせていただきます。ご迷惑 をおかけいたしますが、ご了解ください。   
「東京大学で利用できる電子ジャーナル検索」
これに代わり、以下のサービスをご利用ください。
E-Journal Portal http://vs2ga4mq9g.search.serialssolutions.com/

3.「貴重書等画像データベース」
以下のデータベース類が使用できません。
鴎外文庫書入本画像データベース、平賀譲デジタルアーカイブ、電子版自然真営道、電子版貴重書コレクション、電子版霞亭文庫、電子版黒木文庫、電子版『甲州法度之次第』、朝鮮王朝実録画像データベース、写真帖『東京帝国 大学』電子版、電子版『地震火災版画張交帖』、電子版『直江状』、電子版『明・弘治十八年八月二十日勅命』、電子版『三十六歌撰』絵巻、電子版『百鬼 夜行』絵巻、大日本海志編纂資料、観世アーカイブ、チベット大蔵経カード目録データベース、電子版東京大学総合図書館漢籍目録、第一高等学校旧蔵資料、教育用掛図、スタニスラス・プチ『産業実務家

地震の後に

出先で地震に遭遇。
家族と連絡し、電車が運休していることを確認した後、
まずしたことといえば、本屋に行くこと。
電車が動き出すまでの時間つぶしのつもりだったのだけど、
無意識のうちに、日常的な行動をとって落ち着きたかったのかもしれない。


石井仁『魏の武帝 曹操』(新人物文庫、2010年8月)
渡邉義浩『諸葛孔明伝 その虚と実』(新人物文庫、2011年3月)

新人物往来社から刊行された『曹操―魏の武帝』(2000年)と
『諸葛亮孔明 その虚像と実像』(1998年)の文庫化。
単行本はもっているけど、加筆・訂正したそうなので購入。
他にも小説2冊(神林長平『アンブロークアロー戦闘妖精・雪風』、ル=グウィン『ヴォイス』)を買った。

ただ、冷静になって考えると、地震の直後に急いで買わなきゃいけない本だったかどうかというと、全くもってそんなことはない。後日買っても問題なかったはずだ。やっぱり動揺していたのだろう。


当日は、TVを見るまで事態の深刻さがわかっていなかった。
連日連夜の報道で、被害の甚大さが明らかになってきた。

今はまだ論文や授業準備に十分集中できないけど、
できる限り自分にできることをしようと思う。
本を買おう。

2011年3月9日水曜日

第41回中央アジア学フォーラム

第41回中央アジア学フォーラム

日時:2011年4月2日(土)13:30~
場所:大阪大学・豊中キャンパス 文法経本館 1階 中庭会議室
発表予定者:
田村健「9世紀ユーラシアのヒトの移動 ―中央ユーラシアからのインパクト」
山本明志「モンゴル時代に漢地へ赴いたチベット人をめぐって ―チベット語文献の検討を中心に」
荻原裕敏「ドイツ所蔵トカラ語B断片THT590をめぐって」

術数学東京ワーキング

術数学東京ワーキング・プログラム

日時:3月13日(日)12:00~17:00(終了後に懇親会)
場所:大正大学(巣鴨校舎)1号館2F 第2会議室

プログラム
第一部:研究発表
12:10~12:50 武田時昌「納音数理考」
12:50~13:30 小澤賢二「渾天儀の構造をめぐる新考察」(仮題)
13:30~14:10 尾鍋智子「西洋光学と気の思想」
14:25~15:05 熊野弘子「江戸時代における注釈本・和刻本注に見える解釈と医者像」
15:05~15:45 多田伊織「流転する書物―小島寶素堂始末」

第二部:特別講演
16:00~17:00 宮川浩也「馬王堆出土医書『雑療方』の復元試案例」

2011年3月1日火曜日

パンダ外交

家永真幸『パンダ外交』(メディアファクトリー新書、2011年2月)

タイムリーな新書。平易な文章でさらっと読めます。
パンダの発見から、抗日戦争期~現在(2011年)までのパンダ外交の流れがわかりやすくまとめられている。中国におけるパンダ認識の変化にも言及している。台湾へのパンダ贈呈をめぐるかけひきもおもしろい。

著者は昨年の東方学者会議で民国期のパンダ外交について報告しています。また、原型となった『アジア研究』55-3(2009年)掲載の論文はPDFで公開されています。現在、執筆中の博士論文では、「清朝皇室の美術コレクション」や「考古出土物」などが中国の内政・外交に果たした役割を通して、中国政府の統治の正統性について考察しているようです。こちらも読んでみたいです。

東アジア宗教文献国際研究集会

東アジア宗教文献国際研究集会
日程:2011年3月9日(水)・10日(木)
会場:筑波大学 総合研究棟A 公開講義室A110
3月9日特別講義
14:00~18:00 荒見泰史「敦煌変文写本の研究の現状について」

3月10日
基調講演 10:00~ 遊佐昇「道教の講経」

研究発表・報告 10:45~12:15
高井龍「変文・縁起・経典」
徐銘「敦煌唱導資料目録作成について」

シンポジウム 13:30~17:30
谷口孝介「菅家の吉祥悔過」
荒見泰史「敦煌本『斎琬文』写本の研究」
楊明璋「論敦煌文學中的善惠故事」
本井牧子「『金蔵論』とその構成