2012年9月19日水曜日

東アジアをむすぶ漢籍文化

東アジアをむすぶ漢籍文化-敦煌から正倉院、そして金沢文庫へ-
日程:2012年11月2日(金)、3日(土) 10:00~16:30
場所:国立歴史民俗博物館講堂
定員:250名

11月2日(金)
10:30 基調報告「東アジアをむすぶ漢籍文化」
神鷹德治「敦煌と繋がる日本の漢籍」
許逸民「中国における漢籍出版の現状」
金卿東「朝鮮文献に見える『白氏文集』-「何処難忘酒」詩をめぐって」
コメンテーター:王勇
                               
13:00 第一部 「敦煌学一百年」
許建平「敦煌詩経写巻研究綜述」
影山輝國「『論語義疏』の声点について-敦煌本と日本鈔本」
コメンテーター:神鷹德治
                              
 14:30 第二部「歴博所蔵の漢籍をめぐって」
中尾健一郎「二つの『梅花無尽蔵』抄本」
汪春泓「『史記』と『漢書』の編纂をめぐる問題」
陳翀「上杉本『史記』について」
コメンテーター:土屋聡

11月3日(土)
10:00 第三部「日本の〈ふみくら〉と旧鈔本の世界」
大渕貴之「王羲之書「楽毅論」の「千載一遇」句について-正倉院御物光明皇后写本の原型を探る-」
陳尚君「『先秦漢魏晋南北朝詩』の増訂作業」
杜暁勤「金沢本『白氏文集』に見える詩歌分類の原型」
住吉朋彦「九条家本『白氏文集』巻十六残簡出現の意義」
コメンテーター:静永健

13:00 第四部「東アジアの文選学」
佐竹保子「九条家本『文選』について」
游志誠「『集注文選』研究」
傅剛「日本現存資料から読み解く『文選』の原形-写本から刻本への改編を考える」
コメンテーター:陳翀(広島大学)

14:15 第五部「聖教と漢籍-中世の知の実像に迫る」
盧盛江「空海『文鏡秘府論』の対属論研究について」
張伯偉「中国の禅思想と文学との関わり」
堀川貴司「五山僧の別集に見る偈頌と詩」
西岡芳文 「称名寺聖教類について」
福島金治「北条実時本『斉民要術』をめぐる京・鎌倉のひとびと」
コメンテーター:井原今朝男

申し込み方法
E-mailまたは往復ハガキにて「歴博国際シンポジウム11月2・3日参加希望」と明記の上、住所・氏名(ふりがな)・電話番号を記入し、下記まで申し込み。
〒285-8502 千葉県佐倉市城内町117番地
国立歴史民俗博物館 研究協力課国際交流係
kokusai-e■ml.rekihaku.ac.jp ■を@に置き換えてください。