桜井英治『贈与の歴史学―儀礼と経済のあいだ』(中公新書、2011年11月)
目次は以下の通り。
第1章:贈与から税へ
第2章:贈与の強制力
第3章:贈与と経済
第4章:儀礼のコスモロジー
換金前提の贈物・目録交換による贈与の相殺・贈答品の流用など「世界的にも類を見ない極端に功利的な性質を帯びる」中世日本の贈与慣行。贈与とは何か、コミュニケーションとは何かを考えさせられる。理論的でありつつ、実例が豊富で読みやすく、かつ読み応えがある。
研究、読書、現代アート、ときどき猫
0 件のコメント:
コメントを投稿