2011年7月23日土曜日

古代東アジアの道路と交通

鈴木靖民・荒井秀規編『古代東アジアの道路と交通』(勉誠出版、2011年7月)

2010年6月に國學院大学で開催された古代交通研究会大会のシンポジウムがもとになった論文集。四部構成で、日本・中国・東アジア諸国の古代の道路が検討されている。

鈴木靖民「序言 古代東アジアの道路と交通」 
第Ⅰ部 古代の直線道路・東アジアの視角
木下良「東アジアの古代道路―世界的視圏から」
武部健一「中国古代道路史概観」
張在明「中国陝西省富県における秦の直道遺跡の発掘」
小鹿野亮「入唐求道巡礼行記―山越えの軍用道・始皇帝の直道を歩く」
早川泉「秦の「直道」と道路構造」
 
第Ⅱ部 中国唐代の道路・交通
中大輔「北宋天聖令からみる唐の駅伝制」
永田英明「唐日伝馬制小考」   
塩沢裕仁「洛陽から四方に通じる大道とその遺跡」
河野保博「長安と洛陽を結ぶ二つの道―「臨泉駅」銘石刻を中心に」
荒川正晴「唐代の交通と商人の交易活動」
桜田真理絵「唐代の通行証―標準型・簡易型による区別」
 
第Ⅲ部 諸国の交流と道
小嶋芳孝「渤海の交通路」
山本孝文「古代韓半島の道路と国家」
澤本光弘「契丹(遼)の交通路と往来する人」
田中史生「海上のクロスロード―舟山群島と東アジア」
河内春人「古代国際交通における送使」
 
第Ⅳ部 古代日本の道と制度

0 件のコメント:

コメントを投稿