2010年11月8日月曜日

現代アート調査と考察

牧陽一「現代アート調査と考察 2008・2009 広州・上海・北京―消費されないこと Face up to Reality」(『埼玉大学紀要(教養学部)』45-2、2010年3月)

珍しく大学紀要に中国現代アート関連の論文が載っていたので紹介します。
著者は、『中国現代アート』(講談社、2007年2月)や
『アヴァン・チャイナ』(木魂社、1998年9月)などを上梓している
中国現代アートの研究者。

2008年・2009年に広州・上海・北京で見た展覧会・作品の解説。
鮮明な問題意識を持った作品を中心に取り上げている。
「政治体制」に属さず、現実を批判する力を持ち、
なおかつ「商品化」をも拒否する作品は、確かにかっこいい。

でも、ちょっと、「商品化」した作品や、問題意識の希薄な作品に対して、
否定的過ぎるような気がしないでもない。

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