2010年11月8日月曜日

東アジア海域叢書刊行開始

以前の日記でちょっとふれた「にんぷろ」科研の成果をまとめた
東アジア海域叢書全20巻の刊行が、先月はじまりました。
第一弾は山本英史編『近世の海域世界と地方統治』(汲古書院、2010年10月)。

以下にラインナップをまとめます。
井上徹編『海域交流と政治権力の対応』(12月発売予定)
勝山稔編『小説・芸能から見た海域交流』(2011年1月発売予定)
吉尾寛編『海域世界の環境と文化』(2011年3月発売予定)
市来津由彦他編『江戸儒学の中庸注釈と海域世界』(2011年4月発売予定)
須江隆編『碑と地方志のアーカイブズを探る』
平田茂樹・遠藤隆俊編『外交史料から十~十四世紀を探る』
高橋忠彦編『浙江の茶文化を学際的に探る』
松田吉郎編『寧波の水利と人びとの生活』
山川均編『寧波と宋風石造文化』
伊藤幸司・中島楽章編『寧波と博多を往来する人と物』
藤田明良編『蒼海に響きあう祈りの諸相』
堀川貴司・浅見洋二編『蒼海に交わされる詩文』
森平雅彦編『中近世の朝鮮半島と海域交流』
小島毅編『中世日本の王権と禅・儒学』
藪敏裕編『平泉文化の国際性と地域性』
横手裕編『儒仏道三教の交響と日本文化』
加藤徹編『明清楽の伝来と受容』
井出誠之輔編『聖地寧波の仏教美術』
藤井恵介編『大宋諸山図・五山十刹図 注解』

A5判上製箱入、平均350頁、予価各7350円。
近年、これだけの成果をあげた東洋史関連の科研費って、他にあるのだろうか。
量より質という意見もあるだろうけど、各論文もかなりおもしろそう。

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