2012年2月8日水曜日

日本における唐代官僚制研究

小島浩之「日本における唐代官僚制研究―官制構造と昇進システム(System)を中心として」(『中国史研究』20、2010年10月)

日本における唐代官僚制研究を
官制構造と官僚の昇進システムを中心にまとめたもの。
六典官制・貴族制との関わり(人的構成)・
職事官と散官・昇進システムについて
研究状況と課題を述べていて、とても参考になる。
また、引用文献リストを見ると、21世紀以降、
唐代官僚制研究が減少している様子がうかがえる。

『中国史研究』は、編集後記が毎号徐々に長くなっていて、
20号では16頁にも及んでいる。こちらも読みごたえある。

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