2011年7月9日土曜日

汲古59

なかなか思うように更新できませんでした。
なにかと三歩進んで二歩下がる感じですが、
今月もぼちぼちやっていきたいと思います。

古典研究会編『汲古』59号(汲古書院、2011年6月)
中国関係のみをあげます。
高木浩明「古活字版調査余録(二)―『後漢書』の刊行年時を考える」
小沢賢二「蔡邕『天文志』佚文に見られる渾天儀の構造―円周率の認識と渾天儀の造立」
塩卓悟「国立公文書館蔵『太平広記』諸版本の所蔵系統」
竹越孝「『一百条』系の漢語鈔本について」
池田恭哉「稿本『語石』について」

池田論文は、京都大学文学部中国哲学史研究室所管の『語石』鈔本について分析し、光緒27年の葉昌熾の脱稿後、宣統元年の『語石』刊行以前に、協力者によって増補・校訂が加えられたものとする。

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