柿沼陽平「戦国秦漢時代における王権と非農業民」(『史観』163、2010年9月)
戦国秦漢時代の非農業民に着目し、
なかでも「常人ならざる性質」を帯びた人々と王との類似性を確認した後、
「異界」である市場・山林叢沢や「異人」と王・皇帝との祭祀・財政を通じた
密接な関係性を明らかにし、戦国秦漢時代の王権の存立構造に迫っている。
貨幣史から、いよいよ皇帝権力へ。
紙幅の関係もあってか、ちょっと駆け足だった気もするけど、
次の展開が気になります。
研究、読書、現代アート、ときどき猫
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