2009年11月13日金曜日

宋代食羊文化と周辺国家

塩卓悟「宋代食羊文化と周辺国家」(宋代史研究会編『『宋代中国』の相対化』汲古書院、2009年7月)

北宋において大量の羊肉が消費されていた状況を確認したのち、
遼や西夏からの羊の輸入が、羊肉供給体制の一部を担っていたことを示し、
北宋と遼・西夏の経済関係に相互補完的側面もあったことを明らかにする。
不勉強ゆえ、北宋で食羊文化が発展していたこと自体、知らなかった。
食羊といった文化面から、国際関係・経済史に踏み込む研究手法が
とても面白いし、参考になる。

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