遠山一郎・丸山裕美子編『いくさの歴史と文字文化』(三弥井書店、2010年3月)
愛知県立大学日本文化学部国語国文学科と歴史文化学科の教員が中心となっている科学研究費補助金「戦に関わる文字文化と文物の総合的研究」による企画。
2008年に行われた二回の研究集会がもとになっている。
収録論文は以下の通り
笹山晴生「基調講演 七世紀東アジアの戦と日本の成立」
孟彦弘「唐前期における戦争と兵制」
李相勲「白村江戦場の位置と地形について」
倉本一宏「白村江の戦をめぐって」
丸山裕美子「七世紀の戦と律令国家の形成」
犬飼隆「白村江敗戦前後の日本の文字文化」
鈴木喬「七世紀における文字文化の受容と展開」
方国花「古代朝鮮半島と日本の異体字研究―「部」の字を中心に」
遠山一郎「いくさが投げかけた影―額田王と天智天皇との万葉歌」
身崎壽「防人のたび」
個人的に興味深かったのは、李相勲論文。
現在でも議論がある白村江の所在地について、
古環境学の成果を用い、朝鮮半島西部の7世紀の海水面が現在より高く、
海岸線・河口の地形が異なっていたことを指摘し、新見解を提示している。
2010年4月10日土曜日
東北中国学会
第59回東北中国学会大会
日程:2010年5月29日(土)・30日(日)
場所
5月29日:弘前大学創立五十周年記念会館
5月30日:アソベの森いわき荘
5月29日
研究発表
石川禎浩「小説『劉志丹』事件の歴史的背景とその展開」
田中和夫「『詩経』古注(毛伝・鄭箋・毛詩正義)における順序意識の意味するもの」
公開講演
森正夫「明末清初、松江府の士人、陳子龍における王朝国家と地域社会」
5月30日
第一分科会
高戸聰「「民則」に狎れる神々―「民」と「神」の関係に着目して―」
三津間弘彦「『後漢書』南蛮伝に見える槃瓠伝説の系譜について―『捜神記』との比較から―」
矢田尚子「笑う教示者―楚辞「漁父」の解釈をめぐって―」
高橋睦美「「有」「無」の諸相―生成論における「道」の記述―」
清水浩子「安世高と後漢の思想」
第二分科会
三田辰彦「東晋劉宋期の皇太妃と皇太后」
松下憲一「北魏前期の部族統治制度」
伊藤侑希「南朝禅譲革命における揚州刺史・揚州牧の意義」
江川式部「唐代の遷葬」
角谷祐一「康熙帝の親近集団とその構造」
日程:2010年5月29日(土)・30日(日)
場所
5月29日:弘前大学創立五十周年記念会館
5月30日:アソベの森いわき荘
5月29日
研究発表
石川禎浩「小説『劉志丹』事件の歴史的背景とその展開」
田中和夫「『詩経』古注(毛伝・鄭箋・毛詩正義)における順序意識の意味するもの」
公開講演
森正夫「明末清初、松江府の士人、陳子龍における王朝国家と地域社会」
5月30日
第一分科会
高戸聰「「民則」に狎れる神々―「民」と「神」の関係に着目して―」
三津間弘彦「『後漢書』南蛮伝に見える槃瓠伝説の系譜について―『捜神記』との比較から―」
矢田尚子「笑う教示者―楚辞「漁父」の解釈をめぐって―」
高橋睦美「「有」「無」の諸相―生成論における「道」の記述―」
清水浩子「安世高と後漢の思想」
第二分科会
三田辰彦「東晋劉宋期の皇太妃と皇太后」
松下憲一「北魏前期の部族統治制度」
伊藤侑希「南朝禅譲革命における揚州刺史・揚州牧の意義」
江川式部「唐代の遷葬」
角谷祐一「康熙帝の親近集団とその構造」
2010年4月8日木曜日
名古屋中国古代史研究会報告集1
柴田昇編著『名古屋中国古代史研究会報告集1 血縁関係・老人・女性―中国古代「家族」の周辺』(名古屋中国古代史研究会、2010年3月)
収録論文は次の通り。
飯田祥子「同産小考―漢代の兄弟姉妹に関する整理」
仲山茂「甘粛省武威出土の王杖簡をめぐって―研究史の視点から」
柴田昇「劉向『列女伝』の世界像―前漢後期における秩序意識と性観念の一形態」
酒井恵子「唐宋変革期と「家族」―大澤正昭著『唐宋時代の家族・婚姻・女性―婦は強く』を読む」
張昀「春秋戦国時期的秦国土地制度探討―従軍事制度入手」
個人的に興味深かったのは、飯田論文。
漢代の「同産」の語義を探り、「同母兄弟」ではなく、
「同父兄弟」を意味する公的性質(刑罰・爵賞など)の強い語であり、
従兄弟などの親族や異父同母兄弟と区別するために用いられたとする。
しかし、後漢ごろより「同産」の語義がゆらぎはじめ、
南北朝時代には「同母兄弟」の意味で用いられるようになったとし、
その背景に親族認識や国家の戸口認識の変化が考えられるとする。
収録論文は次の通り。
飯田祥子「同産小考―漢代の兄弟姉妹に関する整理」
仲山茂「甘粛省武威出土の王杖簡をめぐって―研究史の視点から」
柴田昇「劉向『列女伝』の世界像―前漢後期における秩序意識と性観念の一形態」
酒井恵子「唐宋変革期と「家族」―大澤正昭著『唐宋時代の家族・婚姻・女性―婦は強く』を読む」
張昀「春秋戦国時期的秦国土地制度探討―従軍事制度入手」
個人的に興味深かったのは、飯田論文。
漢代の「同産」の語義を探り、「同母兄弟」ではなく、
「同父兄弟」を意味する公的性質(刑罰・爵賞など)の強い語であり、
従兄弟などの親族や異父同母兄弟と区別するために用いられたとする。
しかし、後漢ごろより「同産」の語義がゆらぎはじめ、
南北朝時代には「同母兄弟」の意味で用いられるようになったとし、
その背景に親族認識や国家の戸口認識の変化が考えられるとする。
巧術
表参道のスパイラルガーデンで開催されていた
「巧術」展にいってきました。
ポスターに、
「ねえ、池内さん、人間の手技には限界がないんですよ」
とある通り、職人的な作品が展示してある。
全部で24点しかないため、30~40分程度で見終わるが、
驚嘆する作品がずらり。
受付わきの壁にそっと置かれている
須田悦弘の木彫りの「椿」。
グラスやガラス皿などを写真に撮って、
マンダラのように組み合わせた桑島秀樹「Horizontal」。
満田晴穂の金属製の昆虫。
女郎蜘蛛(「自在女郎蜘蛛」)と
累々と重ねられたスズメバチの死骸(「累累」)。
関節・針・蜘蛛の糸、全てが本物そっくり。
そして、本物よりもかっこいい。
そして、何といっても圧巻が、
高田安規子・政子「Mt.Fuji」。
富士山周辺の4枚の地図を線部分と文字のみ残して切り抜いた作品(約167×127㎝)。
簡単にいえば、等高線・道路・境界線のみで形成された地図。
作業工程を考えると気が遠くなる。
平面作品なのに、富士山の高さが浮かんでくるようだ。
それでいて、富士山とは全然別物のように感じてしまう。
真上から見ると、ガラスに銃弾を撃ち込んだようにも見えてくる。
会場にあった作品写真をおさめたファイルも面白い。
切り抜いた地図(ロンドン・ニューヨーク)のほかに、
角砂糖の椅子、木製の洗濯バサミのはしご、
足ふきマットに作ったミステリーサークルなどなど。
日ごろ目にするものが、見立ての効果で、
意外なものに変容する面白さ。
作品数は少なくても、十分楽しめました。
何といっても、これだけの技を集めて、
無料なのがすごい。
2010年4月7日水曜日
2010年4月6日火曜日
『中国学のパースペクティブ』読了
以前、紹介した『中国学のパースペクティブ』を読み終えました。
正直、ジェンダー関係の論文は、ぱっとしなかったように感じました。
面白かったのは、いずれも出版・史書関係の論文。
クリスチャン・ラムルー「宋代宮廷の風景―歴史著作と政治空間の創出(1022-1040)」
ヒルデ・デ・ヴィールドト「南宋科挙の学術史」
ヒルデ・デ・ヴィールドト「帝政中国の情報秩序における未開拓の側面―政府文書の普及と商業出版」
ピータ・ボル「地域史の勃興―南宋・元代の婺州における歴史、地理学と文化」
ルシア・チル「中国の出版と書物文化における大変貌―初期スペイン領フィリピンにおける中国の書物と出版」
ヒルデ・デ・ヴィールドト論文の「情報秩序」という
耳慣れない概念に違和感があったけれど、
論文の中身自体は、宮廷編纂の公文書集や歴史書がどのように
流通したかを論じていて、面白かった。
なんだか「情報秩序」という概念が、上滑りしているような気がしたけど、
それは僕の理解力の問題なのだろう。
正直、ジェンダー関係の論文は、ぱっとしなかったように感じました。
面白かったのは、いずれも出版・史書関係の論文。
クリスチャン・ラムルー「宋代宮廷の風景―歴史著作と政治空間の創出(1022-1040)」
ヒルデ・デ・ヴィールドト「南宋科挙の学術史」
ヒルデ・デ・ヴィールドト「帝政中国の情報秩序における未開拓の側面―政府文書の普及と商業出版」
ピータ・ボル「地域史の勃興―南宋・元代の婺州における歴史、地理学と文化」
ルシア・チル「中国の出版と書物文化における大変貌―初期スペイン領フィリピンにおける中国の書物と出版」
ヒルデ・デ・ヴィールドト論文の「情報秩序」という
耳慣れない概念に違和感があったけれど、
論文の中身自体は、宮廷編纂の公文書集や歴史書がどのように
流通したかを論じていて、面白かった。
なんだか「情報秩序」という概念が、上滑りしているような気がしたけど、
それは僕の理解力の問題なのだろう。
2010年4月5日月曜日
カフカの〈中国〉と同時代言説
川島隆『カフカの〈中国〉と同時代言説―黄禍・ユダヤ人・男性同盟』(彩流社、2010年3月)
カフカの小説や創作ノート・手紙などに登場する
「中国」・「中国人」表象は、一体何を意味しているのか。
20世紀初頭の黄禍論・シオニズム・ロシア革命といった時代背景や
カフカの婚約問題、彼が読んでいた中国関係の書籍などを
合わせて読み解くことで、彼の作品に「中国人」が登場する意味を明らかにする。
カフカの作品に中国や中国人がちょくちょく登場することは
気付いていたが、同時代の問題がこれだけ反映されていると
解釈できるとは思わなかった。
カフカがハンス・ヘルマン編訳『中国抒情詩集』なる本を
好んで読んでいたという事実自体も興味深い。
カフカ研究の多様さ、面白さ、やりにくさは、
カフカが「読む側が―たとえば「神」「人間の実存」「現代社会の不条理」
といった―自分自身の問題意識をそのまま作品内に読みこんでしまえる
文学世界を創り出した」(234頁)ことに起因しているのだろう。
ここから抜け出るのは、容易なことではないように思える。
カフカの小説や創作ノート・手紙などに登場する
「中国」・「中国人」表象は、一体何を意味しているのか。
20世紀初頭の黄禍論・シオニズム・ロシア革命といった時代背景や
カフカの婚約問題、彼が読んでいた中国関係の書籍などを
合わせて読み解くことで、彼の作品に「中国人」が登場する意味を明らかにする。
カフカの作品に中国や中国人がちょくちょく登場することは
気付いていたが、同時代の問題がこれだけ反映されていると
解釈できるとは思わなかった。
カフカがハンス・ヘルマン編訳『中国抒情詩集』なる本を
好んで読んでいたという事実自体も興味深い。
カフカ研究の多様さ、面白さ、やりにくさは、
カフカが「読む側が―たとえば「神」「人間の実存」「現代社会の不条理」
といった―自分自身の問題意識をそのまま作品内に読みこんでしまえる
文学世界を創り出した」(234頁)ことに起因しているのだろう。
ここから抜け出るのは、容易なことではないように思える。
2010年4月2日金曜日
第二回中日学者中国古代史論壇
今年の東方学者会議は、
「第二回中日学者中国古代史論壇」も
併設されるそうです。
「第二回中日学者中国古代史論壇」
日程:2010年5月21日(金)10時半~
会場:日本教育会館
テーマ:魏晋期南北朝期における貴族制の形成と三教・文学
全体会 (701・702会議室)
10:30-10:40 池田知久・卜憲群「趣旨説明」
10:40-11:00 中村圭爾「魏晋南北朝の貴族と郷里社会」
11:00-11:20 李憑「論北魏宣武帝朝的儒学伝播」
11:20-11:40 凍国棟「試述葛洪的文論及其対二陸的評価諸問題」
11:40-12:00 陳長琦「六朝貴族与九品官人法」
12:00-12:20 コメント 楼勁
分科会1:思想・文学(702会議室)
13:10-13:30 小林正美「東晋・南朝における「佛教」・「道教」の称呼の成立と貴族社会」
13:30-13:50 楼勁「魏晋子学与思想界」
13:50-14:10 厳耀中「関于北魏的堯帝崇拜」
14:20-14:40 王啓発「葛洪的道論与魏晋士人的精神生活」
14:40-15:00 劉安志「六朝買地券研究二題」
15:00-15:20 魏斌「《東陽金華山棲志》与南朝名山的生活空间」
15:30-15:50 コメント 辛賢
分科会2:史学(701会議室)
13:10-13:30 川本芳昭 「北朝の国家支配と華夷思想」
13:30-13:50 卜憲群「三十年以来中国古代史研究的新趨向」
13:50-14:10 梁満倉「論曹操墓出土的部分文物与歴史文献的関係」
14:20-14:40 胡阿祥「地志勃興与山水方滋―東晋南朝人口南遷与学術文化変遷転型」
14:40-15:00 羅新「北魏皇室制名漢化考」
15:00-15:20 張軍「華夷之間:十六国北朝時期北方少数民族―家・族譜系変更現象考論」
15:30-15:50 コメント 李憑
全体会 (701・702会議室)
16:00-16:20 総括コメント 興膳宏
16:20-17:00 総合討論
参加ご希望の方は、住所・氏名・所属・専門・参加希望部会を明記の上、
電話・ファックスまたはEメールで東方学会まで連絡のこと。
う~ん、すごいの一言。
これだけ豪華なメンバーが日本で見られる機会は
そうそうないような気がします。
はたして、一人当たり20分という制限時間は守られるのだろうか。
「第二回中日学者中国古代史論壇」も
併設されるそうです。
「第二回中日学者中国古代史論壇」
日程:2010年5月21日(金)10時半~
会場:日本教育会館
テーマ:魏晋期南北朝期における貴族制の形成と三教・文学
全体会 (701・702会議室)
10:30-10:40 池田知久・卜憲群「趣旨説明」
10:40-11:00 中村圭爾「魏晋南北朝の貴族と郷里社会」
11:00-11:20 李憑「論北魏宣武帝朝的儒学伝播」
11:20-11:40 凍国棟「試述葛洪的文論及其対二陸的評価諸問題」
11:40-12:00 陳長琦「六朝貴族与九品官人法」
12:00-12:20 コメント 楼勁
分科会1:思想・文学(702会議室)
13:10-13:30 小林正美「東晋・南朝における「佛教」・「道教」の称呼の成立と貴族社会」
13:30-13:50 楼勁「魏晋子学与思想界」
13:50-14:10 厳耀中「関于北魏的堯帝崇拜」
14:20-14:40 王啓発「葛洪的道論与魏晋士人的精神生活」
14:40-15:00 劉安志「六朝買地券研究二題」
15:00-15:20 魏斌「《東陽金華山棲志》与南朝名山的生活空间」
15:30-15:50 コメント 辛賢
分科会2:史学(701会議室)
13:10-13:30 川本芳昭 「北朝の国家支配と華夷思想」
13:30-13:50 卜憲群「三十年以来中国古代史研究的新趨向」
13:50-14:10 梁満倉「論曹操墓出土的部分文物与歴史文献的関係」
14:20-14:40 胡阿祥「地志勃興与山水方滋―東晋南朝人口南遷与学術文化変遷転型」
14:40-15:00 羅新「北魏皇室制名漢化考」
15:00-15:20 張軍「華夷之間:十六国北朝時期北方少数民族―家・族譜系変更現象考論」
15:30-15:50 コメント 李憑
全体会 (701・702会議室)
16:00-16:20 総括コメント 興膳宏
16:20-17:00 総合討論
参加ご希望の方は、住所・氏名・所属・専門・参加希望部会を明記の上、
電話・ファックスまたはEメールで東方学会まで連絡のこと。
う~ん、すごいの一言。
これだけ豪華なメンバーが日本で見られる機会は
そうそうないような気がします。
はたして、一人当たり20分という制限時間は守られるのだろうか。
第55回国際東方学者会議 東京会議
第55回国際東方学者会議 東京会議
日程:2010年5月21日(金)10時~
場所:日本教育会館7・8階
部会Ⅰ:地方化を通じた国際化―交趾・林邑・扶南の新出考古資料の考察
10:45‑11:45 NGUYEN Quoc Manh (ベトナム)「オケオ文化―1990年から2010年までの二十年間におけるベトナムの調査成果からの考証および考察」
13:00-13:40 平野裕子「メコン河下流域における国際化と地方化―港市オケオを中心とする文化交流の考察から」
13:40‑14:20 山形真理子「林邑の国際化と地方化―都城遺跡出土遺物の検討
14:20‑15:00 俵寛司「北部ベトナムの墳墓―埋葬資料に見る漢文化の受容と在地化」
15:15‑16:15 コメント 新田栄治・肥塚隆
部会Ⅱ:インド仏教における意識の形成と認識の転換
報告内容省略
部会Ⅲ:日中文化交流史の諸問題―古代中世を中心に
10:45‑11:45 黄正建「唐代衣食住行研究与日本資料」(翻訳:河上麻由子)
13:00‑13:35 東野治之「日唐交流と鑑真」
13:35‑14:10 藤原克己「日中文化交流史のなかの『源氏物語』」
14:10‑14:40 コメント 榎本淳一
15:00‑15:35 榎本渉「平安王朝と宋代医学」
15:35‑16:10 OLAH Csaba (ハンガリー)「 「入明記」からみる日明外交文化」
16:10‑16:50 コメント 橋本雄
部会Ⅳ:蒋介石の西南建設と対外政策
10:50‑11:25 家近亮子「蒋介石による西南建設の戦略的意義」
11:25‑12:00 家永真幸「国民政府の西南建設とパンダ外交」
13:00‑13:35 鹿錫俊「蒋介石のドイツ政策――重慶時代を中心に」
13:35‑14:10 呂芳上「1942年における蒋介石のインド外交の旅―柔軟な国際主義者の外交経験」
14:30‑15:30 コメント戸部良一・田嶋信雄
美術史部会
10:40‑11:10 友田真理「漢代画像石に見る風雨表現の諸相」
11:20‑11:50 許棟「曹氏帰義軍時期敦煌の「五台山図」について」
13:30‑14:00 佐藤有希子「雲南省・地蔵寺経幢に関する一考察」
14:10‑14:40 徐男英(韓国)「河北出土白玉像に関する再解釈」
14:50‑15:20 井上一稔「清凉寺釈迦如来像と奝然」
個人的には部会Ⅲに興味がある。
あと、部会Ⅳの「パンダ外交」も、かなり気になる。
民国時代からパンダ外交ってあったんだ。
日程:2010年5月21日(金)10時~
場所:日本教育会館7・8階
部会Ⅰ:地方化を通じた国際化―交趾・林邑・扶南の新出考古資料の考察
10:45‑11:45 NGUYEN Quoc Manh (ベトナム)「オケオ文化―1990年から2010年までの二十年間におけるベトナムの調査成果からの考証および考察」
13:00-13:40 平野裕子「メコン河下流域における国際化と地方化―港市オケオを中心とする文化交流の考察から」
13:40‑14:20 山形真理子「林邑の国際化と地方化―都城遺跡出土遺物の検討
14:20‑15:00 俵寛司「北部ベトナムの墳墓―埋葬資料に見る漢文化の受容と在地化」
15:15‑16:15 コメント 新田栄治・肥塚隆
部会Ⅱ:インド仏教における意識の形成と認識の転換
報告内容省略
部会Ⅲ:日中文化交流史の諸問題―古代中世を中心に
10:45‑11:45 黄正建「唐代衣食住行研究与日本資料」(翻訳:河上麻由子)
13:00‑13:35 東野治之「日唐交流と鑑真」
13:35‑14:10 藤原克己「日中文化交流史のなかの『源氏物語』」
14:10‑14:40 コメント 榎本淳一
15:00‑15:35 榎本渉「平安王朝と宋代医学」
15:35‑16:10 OLAH Csaba (ハンガリー)「 「入明記」からみる日明外交文化」
16:10‑16:50 コメント 橋本雄
部会Ⅳ:蒋介石の西南建設と対外政策
10:50‑11:25 家近亮子「蒋介石による西南建設の戦略的意義」
11:25‑12:00 家永真幸「国民政府の西南建設とパンダ外交」
13:00‑13:35 鹿錫俊「蒋介石のドイツ政策――重慶時代を中心に」
13:35‑14:10 呂芳上「1942年における蒋介石のインド外交の旅―柔軟な国際主義者の外交経験」
14:30‑15:30 コメント戸部良一・田嶋信雄
美術史部会
10:40‑11:10 友田真理「漢代画像石に見る風雨表現の諸相」
11:20‑11:50 許棟「曹氏帰義軍時期敦煌の「五台山図」について」
13:30‑14:00 佐藤有希子「雲南省・地蔵寺経幢に関する一考察」
14:10‑14:40 徐男英(韓国)「河北出土白玉像に関する再解釈」
14:50‑15:20 井上一稔「清凉寺釈迦如来像と奝然」
個人的には部会Ⅲに興味がある。
あと、部会Ⅳの「パンダ外交」も、かなり気になる。
民国時代からパンダ外交ってあったんだ。
中国の出版・書物文化における大変貌
ルシア・チア「中国の出版・書物文化における大変貌―初期スペイン領フィリピンにおける中国の書物と出版」(高津孝編訳『中国学のパースペクティブ―科挙・出版史・ジェンダー』勉誠出版、2010年4月)
16世紀末~17世紀初頭の短期間のみ行われた、
フィリピンにおける宣教師による中国書の出版や漢籍の翻訳、
木版・活版の区別、フィリピンへの漢籍の流入状況などについて論じた後、
東南アジアにおける中国の文芸の伝播の差異について考察。
フィリピンのみが、他の東南アジア地域と異なり、
非受容的であったことを指摘している。
この時期の日本への漢籍の流入については、
大庭脩氏の本などを読んでいて、多少知っていたが、
フィリピンや東南アジアは、これまで全く気にしたことがなかった。
東南アジアだけでなく、日本・朝鮮なども視野に入れて、
漢籍・文芸文化の伝播を研究しているのが、ほんとにすごい。
16世紀末~17世紀初頭の短期間のみ行われた、
フィリピンにおける宣教師による中国書の出版や漢籍の翻訳、
木版・活版の区別、フィリピンへの漢籍の流入状況などについて論じた後、
東南アジアにおける中国の文芸の伝播の差異について考察。
フィリピンのみが、他の東南アジア地域と異なり、
非受容的であったことを指摘している。
この時期の日本への漢籍の流入については、
大庭脩氏の本などを読んでいて、多少知っていたが、
フィリピンや東南アジアは、これまで全く気にしたことがなかった。
東南アジアだけでなく、日本・朝鮮なども視野に入れて、
漢籍・文芸文化の伝播を研究しているのが、ほんとにすごい。
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