科研・基盤研究(B)「最新の考古調査および礼制研究の成果を用いた中国古代都城史の新研究」プロジェクトの報告会
日時:2012年6月23日(土)14時~
会場:東京大学本郷キャンパス,法文1号館215室
報告
佐川英治「大青山一帯の北魏城址遺跡の調査から」
林俊雄「匈奴~突厥における集落・城塞の研究」
2012年4月27日金曜日
2012年4月20日金曜日
第61回東北中国学会
第61回中国東北学会
日程:2012年5月26日(土)・27日(日)
会場:26日東北大学マルチメディアホール
27日鷹泉閣岩松旅館
大会プログラム
5月26日
研究発表会 13時~
塚本信也「「狂」の諸相」
須江隆「中国近世地域史研究史論―唐鄮県令王元暐事績伝承の事例を中心に」
公開講演 14時半~
三浦國雄「狩野文庫本『豫斎先生訓門人会読劄記』を読む」
5月27日 9時~
第一分科会【哲学・文学部会】
省略
第二分科会【史学】
永田拓治「後漢三国両晋期における「家伝」の流行」
宮崎聖明「宋代の「対移」について―地方官監察制度の実態」
藤本猛「宋代の転対・輪対制度」
清水浩一郎「北宋徽宗朝の「公相制」についての一考察」
水越知「南宋時代の善書と士人の宗教信仰」
土屋悠子「燕王府良医所から両京太医院へ」
日程:2012年5月26日(土)・27日(日)
会場:26日東北大学マルチメディアホール
27日鷹泉閣岩松旅館
大会プログラム
5月26日
研究発表会 13時~
塚本信也「「狂」の諸相」
須江隆「中国近世地域史研究史論―唐鄮県令王元暐事績伝承の事例を中心に」
公開講演 14時半~
三浦國雄「狩野文庫本『豫斎先生訓門人会読劄記』を読む」
5月27日 9時~
第一分科会【哲学・文学部会】
省略
第二分科会【史学】
永田拓治「後漢三国両晋期における「家伝」の流行」
宮崎聖明「宋代の「対移」について―地方官監察制度の実態」
藤本猛「宋代の転対・輪対制度」
清水浩一郎「北宋徽宗朝の「公相制」についての一考察」
水越知「南宋時代の善書と士人の宗教信仰」
土屋悠子「燕王府良医所から両京太医院へ」
2012年4月15日日曜日
2012年4月13日金曜日
東アジアの王権と宗教
小島毅編『アジア遊学151 東アジアの王権と宗教』(勉誠出版、2012年3月)
2009年度から2011年度まで行われた東京大学大学院人文社会系の演習プロジェクト「東アジアの王権と宗教」の成果の一部をまとめたもの。多分野交流をかかげていることもあり、執筆者は多彩。なかには王権とも宗教とも関係ない論文もあるけれど、全体的に概説に近く、読みやすかった。
目次は以下の通り。
近藤成一「中世日本の「王権」」
蓑輪顕量「日本における王法と仏法」
佐川英治「漢代の郊祀と都城の空間」
小島毅「儒教経学と王権」
六反田豊「朝鮮時代の君臣関係と王権」
本橋裕美「古代日本における祭祀と王権―斎宮制度の展開と王権」
趙秀全「古代天皇における孝徳―歴史書と物語文学を通じて」
河添房江「嵯峨朝・仁明朝の王権と東アジア」
横手裕「道教と唐宋王朝」
深沢克己「近世フランスの王権と宗教―比較の視点から」
加藤徹「近世日本における中国伝来音楽の諸相―明清楽を中心に」
小野泰教「清末士大夫の見た西洋議会制―いかにして理想の君民関係を築くか」
商兆琦「「生き返らせる」田中正造研究批判」
新野和暢「宗教団体法にみる国家と「宗教」」
板倉聖哲「「桃鳩」イメージの変容―王権の表象から平和の象徴へ」
個人的には最後の板倉論文が大変面白かった。
グラフィックデザイナーの田中一光の「ヒロシマ・アピールズ」(1988年作)というポスターで、描かれた白いハトの典拠が、徽宗の「桃鳩図」であることを指摘し、日本における桃鳩図の意義、ハトが示す意味を確認し、「ヒロシマ・アピールズ」に至る過程に迫っている。そして最後には、Chim↑Pomに言及して稿を終えている。まさか、アジア遊学を読んでて、Chim↑Pomに出くわすとは思わなかった。
2009年度から2011年度まで行われた東京大学大学院人文社会系の演習プロジェクト「東アジアの王権と宗教」の成果の一部をまとめたもの。多分野交流をかかげていることもあり、執筆者は多彩。なかには王権とも宗教とも関係ない論文もあるけれど、全体的に概説に近く、読みやすかった。
目次は以下の通り。
近藤成一「中世日本の「王権」」
蓑輪顕量「日本における王法と仏法」
佐川英治「漢代の郊祀と都城の空間」
小島毅「儒教経学と王権」
六反田豊「朝鮮時代の君臣関係と王権」
本橋裕美「古代日本における祭祀と王権―斎宮制度の展開と王権」
趙秀全「古代天皇における孝徳―歴史書と物語文学を通じて」
河添房江「嵯峨朝・仁明朝の王権と東アジア」
横手裕「道教と唐宋王朝」
深沢克己「近世フランスの王権と宗教―比較の視点から」
加藤徹「近世日本における中国伝来音楽の諸相―明清楽を中心に」
小野泰教「清末士大夫の見た西洋議会制―いかにして理想の君民関係を築くか」
商兆琦「「生き返らせる」田中正造研究批判」
新野和暢「宗教団体法にみる国家と「宗教」」
板倉聖哲「「桃鳩」イメージの変容―王権の表象から平和の象徴へ」
個人的には最後の板倉論文が大変面白かった。
グラフィックデザイナーの田中一光の「ヒロシマ・アピールズ」(1988年作)というポスターで、描かれた白いハトの典拠が、徽宗の「桃鳩図」であることを指摘し、日本における桃鳩図の意義、ハトが示す意味を確認し、「ヒロシマ・アピールズ」に至る過程に迫っている。そして最後には、Chim↑Pomに言及して稿を終えている。まさか、アジア遊学を読んでて、Chim↑Pomに出くわすとは思わなかった。
第4回日中学者中国古代史論壇
第4回日中学者中国古代史論壇「中国新出資料学の展開」
日程:2012年5月25日(金)
会場:日本教育会館 (東京)
全体会 10:30-12:10 (701・702会議室)
池田知久「日本の中国簡帛研究の課題と展望」
卜憲群「新世紀以来中国簡帛研究的基本状況」
谷中信一「新時代の疑古と釈古」
陳偉「関於秦文書制度的幾個問題」
分科会Ⅰ:先秦 13:00-16:05 (702会議室)
池澤優「中国出土資料と宗教研究― 公盨と禹の治水神話を中心に」
湯浅邦弘「先秦兵学の展開」
工藤元男「「日書」の史料的性格について」
小寺敦「地域・文化概念としての楚の成立―清華簡を手掛かりとして」
竹田健二「上博楚簡『李頌』の文献的性格」
劉国勝「由出土喪葬文書看戦国時期楚地貴族的葬制葬俗」
王啓発「従道徳正義到政治正義―従張家山漢簡《蓋盧》看先秦時代兵家思想的一個側面」
李成市「平壌楽浪地区出土の『論語』竹簡」
コメント:宇野茂彦
分科会Ⅱ:秦漢 13:00-16:05 (701会議室) 大西克也「秦の文字統一」
藤田勝久「里耶秦簡と出土資料学」
王 彦輝「出土秦漢戸籍簡的類型及登錄内容的演変」
陳 松長「睡虎地秦簡中的“将陽亡”小考」
福田哲之「漢簡『蒼頡篇』研究」
鄔 文玲「天長紀荘漢墓木牘《榬遂致謝孟書》的復原与研究」
名和敏光「馬王堆漢墓帛書『陰陽五行』乙篇の構造と思想」
張 栄強「“使戸”与“延戸”―紀南松柏漢簡反映的蛮夷編戸問題」
コメント:佐藤進
分科会Ⅲ:魏晋南北朝~宋明 13:00-16:05 (703会議室)
高凱「従麻風病的伝播蠡測印度仏医対漢唐時期中医的影響―以簡帛《五十二病方》、《悪病大風方》与孫思邈《千金方》為例」
町田隆吉「魏晋・五胡十六国時代の河西出土文献」
劉屹「徳蔵吐魯番雙語文書残片Ch/So 10334 (T I α)v的道教内容考釋」
葉煒「墓誌史料与中古武官研究」
陳峰「柳開事迹与宋初士林的豪横之氣」
朱漢民「周敦頥的文化詮釋与湖湘文化建構」
肖永明 「対《論語》“今之学者為人”的詮釋与宋代儒学的内傾」
阿風「公私“文書”与明代民事訴訟書証探析―以徽州訴訟文書為中心」
コメント:池田温
総合討論 16:20-17:00 (701・702会議室)
司会:渡邉義浩、王啓発、氣賀澤保規、李炳青
日程:2012年5月25日(金)
会場:日本教育会館 (東京)
全体会 10:30-12:10 (701・702会議室)
池田知久「日本の中国簡帛研究の課題と展望」
卜憲群「新世紀以来中国簡帛研究的基本状況」
谷中信一「新時代の疑古と釈古」
陳偉「関於秦文書制度的幾個問題」
分科会Ⅰ:先秦 13:00-16:05 (702会議室)
池澤優「中国出土資料と宗教研究― 公盨と禹の治水神話を中心に」
湯浅邦弘「先秦兵学の展開」
工藤元男「「日書」の史料的性格について」
小寺敦「地域・文化概念としての楚の成立―清華簡を手掛かりとして」
竹田健二「上博楚簡『李頌』の文献的性格」
劉国勝「由出土喪葬文書看戦国時期楚地貴族的葬制葬俗」
王啓発「従道徳正義到政治正義―従張家山漢簡《蓋盧》看先秦時代兵家思想的一個側面」
李成市「平壌楽浪地区出土の『論語』竹簡」
コメント:宇野茂彦
分科会Ⅱ:秦漢 13:00-16:05 (701会議室) 大西克也「秦の文字統一」
藤田勝久「里耶秦簡と出土資料学」
王 彦輝「出土秦漢戸籍簡的類型及登錄内容的演変」
陳 松長「睡虎地秦簡中的“将陽亡”小考」
福田哲之「漢簡『蒼頡篇』研究」
鄔 文玲「天長紀荘漢墓木牘《榬遂致謝孟書》的復原与研究」
名和敏光「馬王堆漢墓帛書『陰陽五行』乙篇の構造と思想」
張 栄強「“使戸”与“延戸”―紀南松柏漢簡反映的蛮夷編戸問題」
コメント:佐藤進
分科会Ⅲ:魏晋南北朝~宋明 13:00-16:05 (703会議室)
高凱「従麻風病的伝播蠡測印度仏医対漢唐時期中医的影響―以簡帛《五十二病方》、《悪病大風方》与孫思邈《千金方》為例」
町田隆吉「魏晋・五胡十六国時代の河西出土文献」
劉屹「徳蔵吐魯番雙語文書残片Ch/So 10334 (T I α)v的道教内容考釋」
葉煒「墓誌史料与中古武官研究」
陳峰「柳開事迹与宋初士林的豪横之氣」
朱漢民「周敦頥的文化詮釋与湖湘文化建構」
肖永明 「対《論語》“今之学者為人”的詮釋与宋代儒学的内傾」
阿風「公私“文書”与明代民事訴訟書証探析―以徽州訴訟文書為中心」
コメント:池田温
総合討論 16:20-17:00 (701・702会議室)
司会:渡邉義浩、王啓発、氣賀澤保規、李炳青
2012年4月12日木曜日
第57回国際東方学者会議
第37回国際東方学者会議
日時:2012年5月25日(金)
場所:日本教育会館7階・8階
シンポジウム1:日中「願文」の比較
10:45-11:45 黄征「敦煌願文要論」
11:45-12:20 後藤昭雄「日本の願文の性格と研究状況
昼休み
13:30-14:05 小峯和明「〈法会文芸〉としての願文―東アジアの視界」
14:05-14:40 阿部泰郎「中世日本の仏教儀礼における願文の位相―宗教テクストの核心としての願文」
14:40-15:15 荒見泰史「『俗講荘厳迴向文』と変文 」
休憩
15:35-16:00 コメント 石井公成
16:00-17:00 ディスカッション
シンポジウム2:学問のかたち―中国思想史の基礎
10:45-11:10 辛賢「漢代経学の相貌―宇宙論的「知」の形成」
11:10-11:35 吉川忠夫 「「家学」の周辺」
11:35-12:00 船山徹「梁代の学術仏教」
昼食
13:00-13:25 小島毅「宋代における経学と政治―王安石と朱熹の異同」
13:25-13:50 宮紀子「モンゴル時代の「知」の東西」
13:50-14:15 三浦秀一「模倣と自得―万暦三十八年実施の科挙から見た明代思想史の基層」
14:15-14:40 水上雅晴「清朝学術と幕府―移動・交流・発展」
休憩
15:00-15:25 廖肇亨「時代転換期における奉佛知識人の学問のありかた―明末清初と清末民初との比較」
15:25-15:50 平田昌司「士の声を聴く」
16:00-17:00 ディスカッション
10:45-11:45 Richard von「Monetary Demand and Silver Supply in19th-Century China (19世紀中国における貨幣需要と銀の供給) 」
昼食
13:00-13:40 李塔娜「The Gia Long Dip? Natural Disasters and the Economic Position of Nguyen Vietnam in Its First Two Decades (嘉隆期は停滞期か? 1800年から1820年阮朝ヴェトナムの自然災害と経済的地位) 」
13:40-14:20 菅谷成子「Economic Life in Spanish Manila in the Transitional Period, ca. 1780–1820 (変動期におけるスペイン領マニラの諸相――1780-1820年を中心に) 」
14:20-15:00 斎藤照子「Monetary Reforms in Konbaung Burma: 1800–1850s (コンバウン期ビルマにおける貨幣制度改革) 」
休憩
15:15-15:35 コメント 脇村孝平
15:35-15:55 コメント 藤田加代子
16:00-17:00 ディスカッション
シンポジウム4:天聖令と律令制比較研究Ⅱ―『新唐令拾遺』編纂をめざして
10:45-11:45 牛来穎「唐宋贓贖錢物與國家地方財政―以《天聖令》為中心的討論」
昼食
13:00-13:30 辻正博「流人と恩赦―唐律の流刑規定を中心として」
13:30-14:00 古瀬奈津子「宋令唐令の比較から見た皇帝権力の変質」
14:00-14:20 コメント・質疑応答
休憩
14:50-15:20 大高広和「日唐律令における帰化規定」
15:20-15:50 坂上康俊「均田制・班田収授制の比較研究と天聖令」
15:50-16:50 コメント・討論:丸山裕美子・武井紀子
シンポジウム5:大乗仏説・非仏説論再考―インド・中国・日本における事例をめぐって
省略
美術史部会:省略
日時:2012年5月25日(金)
場所:日本教育会館7階・8階
シンポジウム1:日中「願文」の比較
10:45-11:45 黄征「敦煌願文要論」
11:45-12:20 後藤昭雄「日本の願文の性格と研究状況
昼休み
13:30-14:05 小峯和明「〈法会文芸〉としての願文―東アジアの視界」
14:05-14:40 阿部泰郎「中世日本の仏教儀礼における願文の位相―宗教テクストの核心としての願文」
14:40-15:15 荒見泰史「『俗講荘厳迴向文』と変文 」
休憩
15:35-16:00 コメント 石井公成
16:00-17:00 ディスカッション
シンポジウム2:学問のかたち―中国思想史の基礎
10:45-11:10 辛賢「漢代経学の相貌―宇宙論的「知」の形成」
11:10-11:35 吉川忠夫 「「家学」の周辺」
11:35-12:00 船山徹「梁代の学術仏教」
昼食
13:00-13:25 小島毅「宋代における経学と政治―王安石と朱熹の異同」
13:25-13:50 宮紀子「モンゴル時代の「知」の東西」
13:50-14:15 三浦秀一「模倣と自得―万暦三十八年実施の科挙から見た明代思想史の基層」
14:15-14:40 水上雅晴「清朝学術と幕府―移動・交流・発展」
休憩
15:00-15:25 廖肇亨「時代転換期における奉佛知識人の学問のありかた―明末清初と清末民初との比較」
15:25-15:50 平田昌司「士の声を聴く」
16:00-17:00 ディスカッション
シンポジウム3:「銀の時代の終焉」と東南アジア―1780年代~1850年代の貿易、貨幣制度、農業 |
昼食
13:00-13:40 李塔娜「The Gia Long Dip? Natural Disasters and the Economic Position of Nguyen Vietnam in Its First Two Decades (嘉隆期は停滞期か? 1800年から1820年阮朝ヴェトナムの自然災害と経済的地位) 」
13:40-14:20 菅谷成子「Economic Life in Spanish Manila in the Transitional Period, ca. 1780–1820 (変動期におけるスペイン領マニラの諸相――1780-1820年を中心に) 」
14:20-15:00 斎藤照子「Monetary Reforms in Konbaung Burma: 1800–1850s (コンバウン期ビルマにおける貨幣制度改革) 」
休憩
15:15-15:35 コメント 脇村孝平
15:35-15:55 コメント 藤田加代子
16:00-17:00 ディスカッション
シンポジウム4:天聖令と律令制比較研究Ⅱ―『新唐令拾遺』編纂をめざして
10:45-11:45 牛来穎「唐宋贓贖錢物與國家地方財政―以《天聖令》為中心的討論」
昼食
13:00-13:30 辻正博「流人と恩赦―唐律の流刑規定を中心として」
13:30-14:00 古瀬奈津子「宋令唐令の比較から見た皇帝権力の変質」
14:00-14:20 コメント・質疑応答
休憩
14:50-15:20 大高広和「日唐律令における帰化規定」
15:20-15:50 坂上康俊「均田制・班田収授制の比較研究と天聖令」
15:50-16:50 コメント・討論:丸山裕美子・武井紀子
シンポジウム5:大乗仏説・非仏説論再考―インド・中国・日本における事例をめぐって
省略
美術史部会:省略
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