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2011年10月14日金曜日

東洋文庫ミュージアム

東洋文庫ミュージアムが10月20日に開館します。
そこで、牧野元紀「東洋文庫ミュージアムぐるり探訪―時空をこえる本の旅」(『東方』368、2011年10月)および東洋文庫ミュージアムのチラシ・HPをもとにその概要を紹介したいと思います。

まず、基本情報です。
名称:東洋文庫ミュージアム
アクセス:JR・東京メトロ南北線「駒込駅」から徒歩8分または都営地下鉄三田線「千石駅」から徒歩7分
休館日:毎週火曜日(ただし、火曜日が祝日の場合は開館し、水曜日が休館)年末年始、その他、臨時に開館・休館することもある。
開館時間:10:00〜20:00(入館は19:30まで)
ショップ:マルコ・ポーロ 10:00~20:00
レストラン:オリエント・カフェ11:30~21:30(ラストオーダーは20:30まで)
入場料:一般880円、65歳以上、780円、大学生680円中・高校生580円、小学生280円

フロアは五つ。
オリエントホール:東洋文庫の歴史を紹介
モリソン書庫:24000点のモリソン文庫を展示
ディスカバリー・ルーム:東西の出会い・発見を軸とした企画展示
回顧の路:時空を超える旅のゾーン(百万塔陀羅尼・甲骨文字など)
国宝の間:国宝を毎月展示替え&『東方見聞録』コレクション


開館記念展示は、時空をこえる本の旅。
東洋文庫の名品100点が勢ぞろい。
モリソン書庫では、『ラフカディオ・ハーン書簡集』・チベット経典・嵯峨本など。
ディスカバリー・ルームでは、
企画1「キリスト教と東アジア」として、キリシタン版『サクラメンタ提要』(展示期間:10月20日~12月18日)、マリー・アントワネット旧蔵『イエズス会士書簡集』、『ドチリーナ・キリシタン』(展示期間12月20日~2月26日)など。
企画2「激動の近代東アジア」として、孫文自筆書軸、『アヘン戦争図』、『ペリー久里浜上陸図』など。
国宝の間では、国宝『史記』(夏本紀:10月20日~11月21日、秦本紀:11月23日~12月26日)、国宝『文選集注』(巻48残巻:12月28日~1月23日、巻59:1月25日~2月26日)など。
そのほか浮世絵コレクション(葛飾北斎『諸国瀧廻り』)も出す模様。

まさに、すごいの一言。
年に何回も通うことになりそうです。

2011年3月24日木曜日

東京大学附属図書館

九州大学附属図書館に続き、東京大学附属図書館でも、被災地域(東北・茨城)の大学・短大の学生・教職員に、臨時入館証の発行、館内史料の閲覧・複写サービスを開始。期間は4月28日(木)までだそうです。詳細は東京大学附属図書館HPを参照してください。

2011年3月17日木曜日

九州大学附属図書館

九州大学附属図書館HPより抜粋

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九州大学附属図書館では、関東・東北地方の大学に在学中の学生及び入学予定者で、緊急帰省等、震災のため福岡県(近隣)に滞在せざるをえなくなった方を対象に、本学学生と同等のサービスを利用できるようにいたします。
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詳しくは九州大学附属図書館HP参照。

学会HP・論文検索などのサービス休止

学会HP・論文検索などのサービス休止

史学会・東洋史研究会・日本中国学会HP、GeNii・Webcat・KAKENは、東北・関東大地震の影響でサービス休止になっています。

詳細は次のようになっています。
・CAT/国内向けILL(業務用), Webcat ,検索専用
3月17日及び3月18日はすべてのサービスを休止
・CAT/ILL(教育用)
3月16日~3月18日はすべてのサービスを休止
・コンテンツサービス(CiNii, KAKEN)
3月17日及び3月18日はすべてのサービスを休止
・コンテンツサービス(Webcat Plus, NII-DBR, JAIRO, REO)
3月16日~3月18日はすべてのサービスを休止

3月19日以降は、またHPで連絡するようです。


なお、国立国会図書館の雑誌検索は、
通常通り機能しているようです。 

2011年3月15日火曜日

東京大学東洋文化研究所図書室臨時休館

3月11日の大地震の復旧作業等のため、
東京大学東洋文化研究所図書室臨時休館
閉室:3月14日(月)~3月18日(金)
※ 3月22日(火)以降の再開も未定
詳細は図書室ホームページ参照


東京電力の計画停電・節電に伴うサービスの停止

1.計画停電に伴うもの
東京電力の計画停電(輪番停電)の実施状況に伴い、以下のサービスについては、予告なく停止することがありますので、予めご承知置きください。   
OPAC
その他図書館による電子的サービス

2.節電協力によるもの   
東北地方太平洋沖地震に伴う電力使用抑制への協力のため、以下のサービスについては、3月14日(月)より当分の間、休止とさせていただきます。ご迷惑 をおかけいたしますが、ご了解ください。   
「東京大学で利用できる電子ジャーナル検索」
これに代わり、以下のサービスをご利用ください。
E-Journal Portal http://vs2ga4mq9g.search.serialssolutions.com/

3.「貴重書等画像データベース」
以下のデータベース類が使用できません。
鴎外文庫書入本画像データベース、平賀譲デジタルアーカイブ、電子版自然真営道、電子版貴重書コレクション、電子版霞亭文庫、電子版黒木文庫、電子版『甲州法度之次第』、朝鮮王朝実録画像データベース、写真帖『東京帝国 大学』電子版、電子版『地震火災版画張交帖』、電子版『直江状』、電子版『明・弘治十八年八月二十日勅命』、電子版『三十六歌撰』絵巻、電子版『百鬼 夜行』絵巻、大日本海志編纂資料、観世アーカイブ、チベット大蔵経カード目録データベース、電子版東京大学総合図書館漢籍目録、第一高等学校旧蔵資料、教育用掛図、スタニスラス・プチ『産業実務家

2010年9月30日木曜日

マニ教「宇宙図」

9月27日(月)の毎日新聞に、
「マニ教「宇宙図」国内に現存」
という記事とカラー図版が掲載されていました。

以下は、記事を一部引用。
「マニ教の宇宙観を描いたとみられる絵画が国内に存在することが
26日までに、京都大の吉田豊教授(文献言語学)らの調査で分かった。
「10層の天と8層の大地からなる」というマニ教の宇宙観の全体像が、
ほぼ完全な形で確認されたのは世界で初めて」

大きさは、縦137.1㎝、横56.6㎝。絹布に彩色。個人蔵。
元代頃に、江南地方の絵師が制作したらしいです。

森安孝夫「日本に現存するマニ教絵画の発見とその歴史的背景」(『内陸アジア史研究』25、2010年3月)には、日本国内で最近確認されたマニ教関係絵画が紹介されていますが、個人蔵や寺院蔵のものなど、まだまだ面白いものがたくさん眠っているんでしょうね。

2010年1月23日土曜日

三教不齊論

各種新聞で報道されていますが、
空海が唐から持参した文献で、その後亡佚したと思われていた
「三教不齊論」の江戸時代末期の写本が、
東京都立図書館所蔵諸橋轍次文庫で確認されたそうです。
「三教不齊論」は、儒・仏・道のうち、仏教が最も優れていると説いており、
渡唐前に空海が撰した『三教指帰』の裏付けとして持ち帰った可能性が
あるそうです。
発見者は藤井淳氏(高野山大学密教文化研究所委託研究員)。

毎日新聞の記事には、25日に高野山大学で開かれる研究会で発表する、
とあるのみで、具体的な研究会名は書かれていませんでした。
多分、この研究会ではないかと思います。

密教文化研究所第6回研究会
日時:2010年1月25日(月)15:00~17:00
場所:高野山大学本館2階第3会議室
藤井淳「『空海の思想的展開の研究』拾遺」


また、毎日新聞の記事には「当時の唐の官僚が書いた比較思想論」と
あるのみで、撰者の名前をあげていませんが、どうやら劉晏のようです。
どんなことが書いてあるのか、ちょっと気になります。
なにか佚書を引いていたら面白いのですが。


―――――――――――――――――――――――――――――――――
2月11日2時50分追加
枕流亭ブログに、『三教不齊論』の著者に関する記事が掲載されていました。
撰者が気になったので、高野山大学密教文化研究所に問い合わせたら、
「前盧州参軍姚辨撰」と記されていた、という回答を得たそうです。
敦煌文書に劉晏述『三教不齊論』とあったので、
「劉晏のようです」と書いてしまいました。お恥ずかしい限りです。

2009年12月30日水曜日

曹操墓発見か

年末になって曹操墓(魏武王高陵)発見というニュースが飛び込んできましたね。
毎日新聞では小さいながらも一面にあげていました。
河南省文物局のホームページで詳細が紹介されています。
http://www.haww.gov.cn/html/20091227/153670.html

第一報を聞いて「本当かな?」と思った人は多いはずです。
かくいう私もそう思いました。
ただ、河南省文物局の情報によると、墓道と前室・後室と四つの側室があり、
墓道と墓室の合計の長さが60m近くもある相当大型の墓だそうです。
石牌には一抹の不安を感じますが、これだけの規模の墓となれば、
まぁ、間違いないような気がします。
ま、正式な報告書が出るまで、確実なことは言えませんが。

台湾の趙立新氏のブログ「 南國島夷:古代東亞與中國中古研究」では、
各種報道機関(中国・香港・日本・韓国・欧米)の記事とリンクしています。
さらに「高陵剖視圖」も掲載されています。

多分、万一、石牌が出なかったとしても、河南省文物局は、
曹操墓の可能性が高いとしたんじゃないですかね。
河北省磁県湾北朝墓が、文字資料がないにも関わらず、
規模や副葬品・文献の記載から北斉の文宣帝墓と
推定されている前例もありますし。
どっちに転ぶにせよ、報告書が楽しみです。