東洋文庫ミュージアムが10月20日に開館します。
そこで、牧野元紀「東洋文庫ミュージアムぐるり探訪―時空をこえる本の旅」(『東方』368、2011年10月)および東洋文庫ミュージアムのチラシ・HPをもとにその概要を紹介したいと思います。
まず、基本情報です。
名称:東洋文庫ミュージアム
アクセス:JR・東京メトロ南北線「駒込駅」から徒歩8分または都営地下鉄三田線「千石駅」から徒歩7分
休館日:毎週火曜日(ただし、火曜日が祝日の場合は開館し、水曜日が休館)年末年始、その他、臨時に開館・休館することもある。
開館時間:10:00〜20:00(入館は19:30まで)
ショップ:マルコ・ポーロ 10:00~20:00
レストラン:オリエント・カフェ11:30~21:30(ラストオーダーは20:30まで)
入場料:一般880円、65歳以上、780円、大学生680円中・高校生580円、小学生280円
フロアは五つ。
オリエントホール:東洋文庫の歴史を紹介
モリソン書庫:24000点のモリソン文庫を展示
ディスカバリー・ルーム:東西の出会い・発見を軸とした企画展示
回顧の路:時空を超える旅のゾーン(百万塔陀羅尼・甲骨文字など)
国宝の間:国宝を毎月展示替え&『東方見聞録』コレクション
開館記念展示は、時空をこえる本の旅。
東洋文庫の名品100点が勢ぞろい。
モリソン書庫では、『ラフカディオ・ハーン書簡集』・チベット経典・嵯峨本など。
ディスカバリー・ルームでは、
企画1「キリスト教と東アジア」として、キリシタン版『サクラメンタ提要』(展示期間:10月20日~12月18日)、マリー・アントワネット旧蔵『イエズス会士書簡集』、『ドチリーナ・キリシタン』(展示期間12月20日~2月26日)など。
企画2「激動の近代東アジア」として、孫文自筆書軸、『アヘン戦争図』、『ペリー久里浜上陸図』など。
国宝の間では、国宝『史記』(夏本紀:10月20日~11月21日、秦本紀:11月23日~12月26日)、国宝『文選集注』(巻48残巻:12月28日~1月23日、巻59:1月25日~2月26日)など。
そのほか浮世絵コレクション(葛飾北斎『諸国瀧廻り』)も出す模様。
まさに、すごいの一言。
年に何回も通うことになりそうです。