2013年2月27日水曜日

DSR国際シンポジウム2013

DSR国際シンポジウム2013「データが語るシルクロード史:DSR国際シンポジウム2013」
日時:2013年2月28日(木)・3月1日(金)
場所:東洋文庫・国立情報学研究所
参加費: 無料

プログラム
2月28日(木) 会場:東洋文庫2階講演室
13:00-13:30 オープニング
小野 欽司 Overview of Digital Silk Road Project
斯波 義信 Toyo Bunko and Silk Road
13:30-14:40 データベース
北本 朝展 Impact of Historical Databases on Silk Road Studies
西村陽子 「高昌故城を事例とした遺跡照合とデータ集積」
14:40-15:40 招待講演1
于志勇「新疆文物普査新成果:価値与展望(仮題) 」
16:00-17:00 招待講演2
高田時雄「西域記と中央アジア地図」
17:00-18:00 招待講演3
栄新江「従吐魯番出土文書看古代高昌的地理信息」
3月1日(金) 会場:国立情報学研究所 20階セミナー室
10:00-12:00 オープンディスカッション
データベースは歴史研究をどう変えるか? 講演者を中心に参加者も交えて討論

申込方法:
2月28日:予約不要。
3月1日:2月28日の開催会場にて事前申し込み。
研究者対象

若手アジア史論壇

若手アジア史論壇 アジア世界における古代国家論再考
日時:2013年 3月 9日(土) 12:30~18:00
場所:早稲田大学戸山キャンパス 36 号館 681 教室

プログラム 司会:吉永匡史
12:30~13:00 主旨説明  楯身智志「古代国家権力論再考」
13:00~14:00 福永善隆 「漢代における内朝の構造と展開―漢代官僚機構の特質と関連して―」
コメント:谷口建速・齊藤 茂雄
14:10~15:10  齊藤 茂雄「啓民可汗の生き残り戦略― 隋・突厥君臣関係再考―」
コメント:林美希・武井紀子
15:20~16:20 武井紀子「日本 古代 地方支配における“官”と私」
コメント:吉岡 直人・福永善隆
16:40~18:00 総合討論

2013年2月17日日曜日

六朝学術学会第26回例会

六朝学術学会第26回例会
日時:2013年3月16日(土)午後1時半~5時
場所:県立広島大学 広島キャンパス・121212会議室
会場費500円

発表
佐藤礼子「白道猷をめぐる聖賢伝承―天台山を初めて開いた人物について―」
大平幸代「晋宋の志怪と地方の伝承」
佐藤大志「都市の荒廃を描く文学―鮑照「蕪城賦」をめぐって―」

 

中央大学人文科学研究所公開講演会

中央大学人文科学研究所公開講演会
日時:3月4日(月)15時~18時
場所:中央大学駿河台記念館600号室

報告
栄新江 「新出碑志与唐長安里坊研究」

2013年2月11日月曜日

東アジア科学史国際ワークショップ2013

東アジア科學史國際ワークショップ2013
日時:3月10日(日) 9:00~18:00
場所:京都大學人文科學研究所4F大会議室

プログラム
9:00~12:00 人文科學研究所所藏科學史關係資料調査
  昼食
一般講演
13:50~14:20 前原あやの「張衡佚文にみる星座の記述について」
14:25~14:55 川和田晶子「江戸期仙台藩の天文暦學-戸板保佑と名取春仲-」
15:00~15:30 尾鍋智子「近代日本の科學と洋學」
  休憩
合同シンポジウム:テーマ「東アジア世界の科學文化を考える」
16:00~16:25 基調報告:武田時昌「東アジア傳統科學研究の思想史的アプローチ」
16:30~17:20 特別講演:江曉原「科學史研究領域的新探索:對科幻作品的科學史研究」
17:20~18:00 總括討論會


特別講演で取り上げられる科幻作品とは中国におけるSFのこと。
科学史としてみるSFというのも面白そう。

2013年2月8日金曜日

帝国日本と〈満鮮史〉

井上直樹『帝国日本と〈満鮮史〉―大陸政策と朝鮮・満州認識』(塙書房、2013年1月)

中韓で繰り広げられた高句麗史帰属論争を導入として、
従来から指摘されていた「満鮮史」研究と
日本の大陸政策の関連について、
日露戦争前後から時代を追って詳細に検討。
一国史観にとらわれず、戦前の「満鮮史」とも異なる、
新たな東北アジア史的視座の必要性を説いている。

目次は以下の通り。
Ⅰ高句麗史帰属問題と満鮮史
Ⅱ近代日本の朝鮮・満州認識と日露戦争
Ⅲ日露戦争後の朝鮮・満州支配と満鮮史研究
Ⅳ日本の大陸政策と満鮮史
Ⅴ満州国と満鮮史
Ⅵ満鮮史と高句麗史研究

2013年2月4日月曜日

歴史家の同時代史的考察について

増淵龍夫『歴史家の同時代史的考察について』(岩波書店、2012年11月)

1983年に出たあの名著がついに復刊!
と思ったら、オンデマンド出版。
体裁はB6判・288頁で、値段は 5,250円。

1983年版を持っているので、当然購入せず。
解説付けて岩波現代文庫に入れるべきじゃないのかなぁ。
内藤湖南批判が現代文庫入りを妨げているのではなかろうか。
と邪推してみたり。たぶん、邪推のはずです。

東方学125

『東方学』125(東方学会、2013年1月)
目次は以下の通り。

[論文]
藤井省三「魯迅恋愛小説における空白の意匠 ―「愛と死(原題:傷逝)」と森鷗外「舞姫」との比較研究―」
島田悠「西晋における礼・法と政局の関係」
武井紀子「古代日本における贓贖物の特徴」
彭浩「18世紀日清貿易における中国商人の組織化 ―額商の成立と貿易独占を中心に―」
田中智行「 『金瓶梅』張竹坡批評の態度―金聖歎の継承と展開―」
喬玉鈺「清代女性詩人の非業の死に見る才女の内面世界と社会背景 ―上海の李媞を中心に―」
川島優子「江戸時代における「資料」としての『金瓶梅』 ―高階正巽の読みを通して―」

[翻訳]
牛来穎著、江川式部訳「唐宋の贓贖銭物と国家地方財政―『天聖令』を中心に―」

[内外東方学界消息]
東野治之「日本国号の研究動向と課題」
丸山裕美子「2011年北京、三つの研究会レポート―天聖令・古文書・大唐西市墓誌―」
小川英世「第15回国際サンスクリット学会報告」
妹尾達彦「ケンブリッジ中国学の昨今」

平成24年度第31回東方学会賞発表
平成24年度秋季学術大会講演・研究発表要旨

[座談会]
「先学を語る―島田虔司先生―」 〔出席〕小野和子、狭間直樹 (司会)、三浦國雄、森紀子、吉川忠夫

[追悼文]
藪司郎「恩師西田龍雄先生を偲ぶ―先生のチベット=ビルマ語研究―」
庄垣内正弘「哀惜 西田龍雄先生」


盛りだくさんの内容。珍しく『金瓶梅』関係の論文が二つもある。
武井論文は、牛論文のもとになった報告に基づいていて、相互に参照することができる。
東野論文は、日本国号について、一時期話題になった「禰軍墓誌」に言及。墓誌の読解に関しては、いくつか疑問もあるが、墓誌中の「日本」が「日本国号」ではない、という結論は定着しそうな印象。

シンポジウム「古代中国音楽と平安文学」

物語研究会3月例会
シンポジウム「古代中国音楽と平安文学」
日時: 3月16日(土)13:30~17:00
会場: 日本大学文理学部 3304教室

13:35~14:00 正道寺康子「古代日本文学と中国の琴曲・音楽説話」
14:00~14:25 笹生美貴子「平安期物語文学における―和漢比較の立場から」
14:25~14:50 佐藤信一「『菅家文草』の「琴」―『琴操』「白駒」との影響関係を中心に
14:50~15:05 休憩
15:05~16:05 王維坤「中国出土の古代楽器と音楽文化」
16:05~16:20 休憩
16:20~17:00 討論
パネラー:王維坤、佐藤信一、正道寺康子、笹生美貴子