2010年5月27日木曜日

東アジア世界史研究センター公開講座

平成22年度東アジア世界史研究センター公開講座
全体テーマ:遣唐使外交の終焉と東アジア・日本
日時:2010年7月10日(土)13:00~17:00
会場:専修大学生田校舎10号館10203教室   

講演
13:00~13:20 荒木敏夫「趣旨説明」
13:20~14:20 皆川雅樹「モノから見た遣唐使以後の東アジアの交流」(仮題)
14:30~15:30 佐藤宗諄「大陸文化の「日本化」と国際交流~白詩と道真~」
15:50~17:00 討論 

募集人員:250名(聴講無料・申込者多数の場合は抽選)
参加希望者の方は、東アジア世界史研究センターのHPで、
申込方法などをご覧になってください。
  

2010年5月23日日曜日

周恩来秘録

高文謙著、上村幸治訳『周恩来秘録―党機密文書は語る―』上・下(文春文庫、2010年5月)

2007年3月に刊行された同著の文庫化。
著者自身はもともと中国共産党中央文献研究室に勤務して、
周恩来生涯研究小組組長をつとめたが、天安門事件後に渡米した人物。
ただ、この本はあくまでノンフィクション。

「「大宰相」周恩来のイメージを覆す衝撃の書」というけど、
まぁ、どちらかといえば、予想通りの内容。
生き残るために、心ならずも文革に加担し、
戦友たちを切り捨てる側に回ってしまった悲劇と責任。
文革と行政のすりあわせに神経をつかう日々などなど。

ただ、予想以上だったのが、周恩来に対する毛沢東の嫉妬・猜疑心。
ここまでやるかぁ、といった感じ。しかし、もっとすごいのが、
様々な罠や闘争をギリギリでなんとか回避して、生き残った周恩来。
この才能を行政・外交の場で思いっきり活用できたらよかったのに。
到底まねできないけど、ある種の教科書として読むことも不可能ではない。

日本中世史の新書・選書

ここ数日、日本中世史に関する新書・選書を立て続けに読みました。

伊藤正敏『無縁所の中世』(ちくま新書、2010年5月)
本郷和人『選書日本中世史1 武力による政治の誕生』(講談社選書メチエ、2010年5月)

かたや寺社勢力、かたや武家勢力。
中世のはじまりも、かたや1070年(比叡山が諸役不入権を獲得)、
かたや12世紀末の鎌倉幕府の成立。
おそらく両者とも、いわゆる「主流」からは、ちょっと(?)はずれてるのだろうけど、
これだけ中世観が違うと、困惑するより面白くなってくる。
これから日本中世史は、ますます熱くなってくるのかもしれないなぁ、
そんなことを感じました。

2010年5月20日木曜日

ハングルの誕生

野間秀樹『ハングルの誕生―音から文字を創る』(平凡社新書、2010年5月)

全9章(序章・1~8章・終章)構成で、
前4章がハングル前史・ハングルの構造、
後4章がハングル(正音)の誕生から現在までの歴史を扱っている。
「はじめに」で、言語・文字自体について考えることを避けたい人は、
序章・第1章から第4章に飛んでも構わない、
と述べているが、その読み方はものすごくもったいない。

第2章で、漢字の構造、訓読の構造などを語った後、
第3章で、20世紀言語学を先取りしているハングル(正音)の仕組みについて、
詳細に論じ、「〈正音〉は音韻論、音節構造論、形態音韻論の三層構造である」
と述べている。この第3章こそが本書の核で、一番熱入っていて面白い。
言語学の知識がないため、ついていけないかな、と最初は思ったのですが、
全くそんなことはなく、十分楽しめました。

第4章のハングル(正音)の誕生は、ちょっとあっさりしているけど、
第5章では、ハングル(正音)は近代以前あまり使われていなかった、
というイメージを見事に打ち破ってくれます。

新書としては、368頁(本文319頁・索引・年表などが48頁)と
ちょっと大部ですが、読みごたえあります。

第14回六朝学術学会大会

第14回六朝学術学会大会
日時:2010年6月13日(日)12時40分~17時40分
会場:斯文会館講堂(湯島聖堂内)
大会参加費:1,000円、写真代:1,000円(希望者のみ)
懇親会費:6,000円(希望者のみ)

研究発表 12:50~15:45(各発表20分、質疑10分)
三田辰彦「東晋の「皇太妃」号議論とその展開」
北島大悟「沈約の隠逸観と文学」
佐野誠子「初唐期九月九日詩における陶淵明の影響」 
小林聡「唐朝六大服飾体系の成立過程─六朝隋唐における礼制の変容と他文化受容─」
福山泰男「徐淑小考―文学テクスト上の性差をめぐって─」

記念講演 16:00~17:00
堀池信夫「<可道>と<常道>-『老子』第一章の読みをめぐって」

第26回学習院大学史学会大会

第26回学習院大学史学会大会
日程:2010年6月12日(土) 
会場:学習院大学百周年記念会館

研究発表  *中国史関係のみあげます
第一会場:3階第1会議室           
14:10~15:10 矢沢忠之「前漢における保塞蛮夷と辺境防衛」
第二会場:3階第3会議室
13:00~14:00 村松弘一「碑林から博物館へ―近代西安における文物保護事業の展開」

講演:小講堂 
15:30~16:30 鐘江宏之「 「日本の7世紀史」再考―遣隋使から大宝律令まで―」
16:45~17:45 石見清裕 「唐の貢献制と国信物―遣唐使への回賜品―」

2010年5月16日日曜日

龍谷大学大宮図書館2010年春季特別展観

龍谷大学大宮図書館2010年春季特別展観
「大谷探検隊展-将来品と個人コレクション-」 
展示期間:2010年5月20日(木)~27日(木)
場所:龍谷大学大宮キャンパス(本館1階展観室)
開館時間:10時00分~17時00分(入館は16時30分まで)
休館日:無休
主催:龍谷大学大宮図書館

大谷探検隊将来品63点を展示。
吉川小一郎氏がトルファンのカラコージャ古墳群で発掘した
「伏羲・女媧図」が展示の目玉のようです。
他にも「ダライ・ラマ関連書類(青木文教コレクション)」や、
「光瑞上人御原稿」、「吉川小一郎氏筆西域壁画(鉛筆素描模写)」などを
初公開するそうです。

2010年5月14日金曜日

なぜだか猫に逃げられます

称猫庵を名乗っている割に、
最近バタバタしていて、猫写真が撮れません。

しかも、なぜだかすぐに逃げられます。
どうも動きが猫を不安にさせてしまうようです。
もっとのんびり動かないとなぁ。

というわけで、ちょっと前の写真です。
完全に不審者扱いされてます。

書道博物館「墓誌銘にみる楷書の美」

書道博物館企画展 中村不折コレクション 「 墓誌銘にみる楷書の美 」
期間:2010年5月18日(火)~7月11日
場所:台東区書道博物館

展示内容
南北朝隋唐時代の墓誌拓本&日本最古の墓誌「船氏王後墓誌」の計34点展示。
常設展では原石11基も展示している。
中村不折コレクションなので新出墓誌はないものの、
いずれも旧拓なので、見応えはあるはず。

2010年5月12日水曜日

訓点語学会研究発表会

第102回 訓点語学会研究発表会
日時:5月23日(日)
場所:京都大学文学部第3講義室

報告 午後1時30分~
石山裕慈「日本漢音における「韻書上声非全濁字の去声加点例」について」     
蔦清行「両足院所蔵の黄山谷の抄物二種」
青木毅「『水鏡』における漢文訓読語と和文語との混在について―〈漢文翻訳文〉における用語選択の問題として―」

午後3時30分~
廣坂直子「国際仏教学大学院大学蔵『摩訶止観 巻第一』の朱白の訓点について」  
小助川貞次「漢文訓読資料における句読点について」                
石塚晴通"Descriptive Catalogue of the Chinese Manuscripts with Reading Marks & Notes from Dunhuang" (『敦煌点本書目』)の英文術語