2012年4月12日木曜日

第57回国際東方学者会議

第37回国際東方学者会議
日時:2012年5月25日(金)
場所:日本教育会館7階・8階

シンポジウム1:日中「願文」の比較
10:45-11:45 黄征「敦煌願文要論」
11:45-12:20 後藤昭雄「日本の願文の性格と研究状況
昼休み 
13:30-14:05 小峯和明「〈法会文芸〉としての願文―東アジアの視界」
14:05-14:40 阿部泰郎「中世日本の仏教儀礼における願文の位相―宗教テクストの核心としての願文」
14:40-15:15 荒見泰史「『俗講荘厳迴向文』と変文 」
休憩
15:35-16:00 コメント 石井公成
16:00-17:00 ディスカッション

シンポジウム2:学問のかたち―中国思想史の基礎
10:45-11:10 辛賢「漢代経学の相貌―宇宙論的「知」の形成」
11:10-11:35 吉川忠夫 「「家学」の周辺」
11:35-12:00 船山徹「梁代の学術仏教」
昼食
13:00-13:25 小島毅「宋代における経学と政治―王安石と朱熹の異同」
13:25-13:50 宮紀子「モンゴル時代の「知」の東西」
13:50-14:15 三浦秀一「模倣と自得―万暦三十八年実施の科挙から見た明代思想史の基層」
14:15-14:40 水上雅晴「清朝学術と幕府―移動・交流・発展」
休憩
15:00-15:25 廖肇亨「時代転換期における奉佛知識人の学問のありかた―明末清初と清末民初との比較」
15:25-15:50 平田昌司「士の声を聴く」
16:00-17:00 ディスカッション

シンポジウム3:「銀の時代の終焉」と東南アジア―1780年代~1850年代の貿易、貨幣制度、農業
10:45-11:45 Richard von「Monetary Demand and Silver Supply in19th-Century China (19世紀中国における貨幣需要と銀の供給) 」
昼食
13:00-13:40 李塔娜「The Gia Long Dip? Natural Disasters and the Economic Position of Nguyen Vietnam in Its First Two Decades (嘉隆期は停滞期か? 1800年から1820年阮朝ヴェトナムの自然災害と経済的地位) 」
13:40-14:20 菅谷成子「Economic Life in Spanish Manila in the Transitional Period, ca. 1780–1820 (変動期におけるスペイン領マニラの諸相――1780-1820年を中心に) 」
14:20-15:00 斎藤照子「Monetary Reforms in Konbaung Burma: 1800–1850s (コンバウン期ビルマにおける貨幣制度改革) 」
休憩
15:15-15:35 コメント 脇村孝平
15:35-15:55 コメント 藤田加代子
16:00-17:00 ディスカッション

シンポジウム4:天聖令と律令制比較研究Ⅱ―『新唐令拾遺』編纂をめざして
10:45-11:45 牛来穎「唐宋贓贖錢物與國家地方財政―以《天聖令》為中心的討論」
昼食
13:00-13:30 辻正博「流人と恩赦―唐律の流刑規定を中心として」
13:30-14:00 古瀬奈津子「宋令唐令の比較から見た皇帝権力の変質」
14:00-14:20 コメント・質疑応答
休憩
14:50-15:20 大高広和「日唐律令における帰化規定」
15:20-15:50 坂上康俊「均田制・班田収授制の比較研究と天聖令」
15:50-16:50 コメント・討論:丸山裕美子・武井紀子

シンポジウム5:大乗仏説・非仏説論再考―インド・中国・日本における事例をめぐって
省略

美術史部会:省略

2012年3月15日木曜日

アジア文化研究センター(CSAC) 第1回研究集会

アジア文化研究センター(CSAC) 第1回研究集会
「アジア研究における学術アーカイブの現状と発展」
日時:2012年3月27日(火) 13:00~17:00
場所:関西大学千里山キャンパス以文館4階セミナースペース

基調報告
二階堂善弘「アジア宗教研究におけるアーカイブの活用」
研究報告
佐藤仁史「近現代中国基層社会史研究とアーカイブ」
野村英登「中国古典アーカイブのエコシステムを考える」
山田崇仁「中国史学習におけるデジタルアーカイブの利用状況と問題点について」
師茂樹「日本宗教研究のためのデジタルアーカイブの現状」

2012年3月6日火曜日

SENDAI漢籍SEMINAR「東北大学における漢学」

SENDAI漢籍SEMINAR「東北大学における漢学」
日時:2012年3月9日(金)14時~17時
場所:東北大学百周年記念会館「川内萩ホール」会議室

演目
三浦秀一「古籍の帰還もしくは孝経の蒐集―武内義雄名誉教授旧蔵書と狩野文庫―」
討論者:宇佐美文理
齋藤智寛「ふみといしぶみの六祖慧能―常盤大定旧蔵拓本コレクションを中心として―」
討論者:古勝隆一

東北復興支援公開セミナーであるので、聴講無料・予約不要。
もうすぐ一年たつのですね。

2012年3月5日月曜日

明治期の古典流出

シンポジウム「等級的基準作製の観点から見た日本所在中国古籍鑑定研究」
日時:2012年3月14日(水)15時~17時
場所:慶應義塾大学三田キャンパス北館第二会議室

講演
高田時雄「明治期の古典籍流出」

2012年3月1日木曜日

第44回中央アジア学フォーラム

第44回中央アジア学フォーラム日時:2012年3月31日(土)13時30分~18時
場所:大阪大学・豊中キャンパス 文法経本館2階大会議室

報告
武内紹人・岩尾一史・西田愛「ウルムチ・ミーラーン・敦煌調査報告(チベット班)」
舩田善之「チャガン・ノヤンの言語二通について ―モンゴル時代早期のモンゴル語直訳体碑文―」
山下将司 「第二可汗国滅亡後の唐領内における突厥遺衆について」

2012年2月29日水曜日

地図集

董啓章著、藤井省三・中島京子訳『地図集』(河出書房新社、2012年2月)

帯に「〈香港のボルヘス〉による想像の都市の物語」、「カルヴィーノの『見えない都市』みたい。中国語で書くカルヴィーノ、あるいはボルヘス?……中島京子(小説家)」と書いてあったので、いやいやそれは言い過ぎでしょ、って思いながらもついつい購入。

一読して、結構はまってしまった。確かに表題作はボルヘスやカルヴィーノを連想させる。少なくとも意識しているのは間違いない。ほかにもミロラド・パヴィッチ『ハザール事典』と手法は似ているような気がする。

香港の歴史と地理を踏まえ、
未来の地図研究者が紡ぎだす
虚実ないまぜの学術的(地図学?)叙述によって、
いつのまにか、幻想的な「もう一つの香港」に導かれている。

収録作品は、以下の通り。
「少年神農」
「永盛街興亡史」
「地図集」:理論篇・都市篇・街路篇・記号篇
「与作」

曹魏洛陽の宮城をめぐる近年の議論

向井佑介「曹魏洛陽の宮城をめぐる近年の議論」(『史林』95-1、2012年1月)

曹魏洛陽宮城の構造を扱った主要研究を整理し、
文献史料と考古学の調査成果をもとに、
それぞれの復元案の妥当性と問題点を検証したもの。

近年、曹魏洛陽城については、
①曹魏の南北宮≒後漢の南北宮
②曹魏の南北宮≒後漢の北宮
の二説あるが、向井氏は②説が妥当であるとする。

2012年2月22日水曜日

国際シンポジウム

国際シンポジウム:新発見百済人「祢氏墓誌」と7世紀東アジアと「日本」
日時:2月25日(土) 10時~17時
会場:明治大学駿河台キャンパス リバティタワー1階1011教室

プログラム
氣賀澤保規「百済人祢氏墓誌の全容とその意義・課題」
張全民(通訳:江川式部)「唐祢氏家族墓の考古発見と祢氏一族の初歩的考察」
12:15-13:00 休憩
王連龍(通訳:梶山智史)「 「祢軍墓誌」と百済そして「日本」」
田中俊明「百済・朝鮮史における祢氏の位置」
金子修一「唐朝治下の百済人の動向と新発見墓誌」
15:15-15:30 休憩
小林敏男「白村江以後の「日本」国号問題―「祢軍墓誌」の発見に寄せて」
集約と質疑応答  コメンテーター:榎本淳一、吉村武彦

中国出土資料学会平成23年度大会

中国出土資料学会平成23年度大会(第3回例会)
日時:2012年3月10日(土)13時~17時
場所:東京大学文学部法文1号館113番教室
参加費(資料代):500円

報告
柿沼陽平「孫呉貨幣経済の構造と特質」
下田誠「武霊王から恵文王へ―青銅兵器銘文からみた戦国趙の機構的改革の実践―」
谷中信一「『老子』経典化プロセス素描―郭店『老子』から北大簡『老子』まで―」

2012年2月14日火曜日

漢字の魔力

佐々木睦『漢字の魔力―漢字の国のアリス』(講談社選書メチエ、2012年2月)

アリス、いや愛麗絲を狂言回しとして、
摩訶不思議な漢字の世界を探検。
福をさかさまにした倒福・招財進宝の合体文字からはじまり、
名前の秘密、漢字占い、外国企業や地名の漢字表記、
惜字運動、漢字遊戯(図形遊戯詩)などなど、
漢字の妖しい魅力にどっぷり浸れる。

192頁の図61には、漢字に擬態する英字を取り上げているが、
これは明らかに現代アーティストの徐冰の作品(新英文書法)。
徐冰も取り上げてくれるかと思いきや、出てこなかった。残念。
新英文書法のほかにも、天書とかいろんな文字作品があるのだけどなぁ。

でも、215~216頁で、香港の「九龍皇帝」曾灶財を
取り上げていてビックリ。九龍皇帝はある日突然、
香港は先祖に賦与された土地なので、
すべて私のものだ!と考え、あらゆる場所に
「皇帝家」の系譜と支配地名を筆書してまわり、
そしていつしか現代アートとして認知された人物。
上の写真は、家にあったオークションカタログの一部。
『漢字の魔力』は、彼について、香港を「漢字帝国として捉えた際に、まぎれもない象徴であり、皇帝にふさわしかったと言えよう」と評価している。納得。

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追記:2012年2月14日21時10分
2011年4月20日~5月31日に、
香港で「九龍皇帝的文字楽園」という展覧会が
開かれていたそうです。知らなかった……。
300点を超える作品とともに皇帝の生涯をたどったようです。
http://www.designerhk.com/date/5574