『日本歴史』第740号(吉川弘文館、2010年1月)は、
「日本史研究とデータベース」という新年特集号。
分野別現況には、
小口雅史「日本古代史研究のためのオンラインデータベース」
田良島哲「中世研究資源としてのウェブデータベース」
江川式部「中国・台湾史に関するデータベース」
長森美信「朝鮮前近代史に関するデータベース」
荒木浩「ぞんざいな検索、丁寧な検索」
岡本真「日本史研究におけるインターネットの学術利用」などがある。
そのほかに「提供者の立場から」、「利用者の立場から」の項目もあり、
全体合計で、47人が各種データベースを紹介している。
工具書としてとても便利。
いつもならそんなにすぐには売れないはずなのに、
今回はあっという間に店頭からなくなってしまっていた。
2009年12月30日水曜日
2009年12月28日月曜日
中世の書物と学問
小川剛生『中世の書物と学問』(山川出版社、2009年12月)
山川出版社の日本史リブレット78。
当時の学問とはどのようなものかを平易にまとめている。
日本中世における中国の書物・学問の受容については、
「「東アジア世界」という見取り図を持ち出して」終わりとするのではなく、
「受容した側が何をどのように消化した結果、
いかなる果実が稔ったかを具体的に追跡するべきである」と述べている。
以前読んだ水口幹記『日本古代漢籍受容の史的研究』(2005年9月)の序章と
ある意味共通の問題意識を感じた。
山川出版社の日本史リブレット78。
書写・校勘、読書、蒐書、引用・利用、註釈書などのテーマから、
中世の日本の人々が、どのように書物を利用していたか、当時の学問とはどのようなものかを平易にまとめている。
日本中世における中国の書物・学問の受容については、
「「東アジア世界」という見取り図を持ち出して」終わりとするのではなく、
「受容した側が何をどのように消化した結果、
いかなる果実が稔ったかを具体的に追跡するべきである」と述べている。
以前読んだ水口幹記『日本古代漢籍受容の史的研究』(2005年9月)の序章と
ある意味共通の問題意識を感じた。
2009年12月27日日曜日
寧波プロジェクト科挙班研究総括集会
研究総括集会「寧波士人社会の形成と展開―宋元明の通時的考察」
主催:科挙班
日時:2010年1月24日(火)午後1時~午後5時
会場:明治大学駿河台校舎研究棟4F第6会議室
報告者:科挙班構成員(近藤一成、森田憲司、櫻井智美、鶴成久章、飯山知保)
各分担者が現段階での結論を20分間程度報告。
課題と今後の展望について、討論を行う予定。
主催:科挙班
日時:2010年1月24日(火)午後1時~午後5時
会場:明治大学駿河台校舎研究棟4F第6会議室
報告者:科挙班構成員(近藤一成、森田憲司、櫻井智美、鶴成久章、飯山知保)
各分担者が現段階での結論を20分間程度報告。
課題と今後の展望について、討論を行う予定。
2009年12月26日土曜日
陳元靚の『博聞録』について
宮紀子「陳元靚の『博聞録』について 」(『汲古』56、2009年12月)
これまでの宮氏の陳元靚撰『博聞録』(『事林広記』のもとになった類書)に
関する研究によると、 現在、『博聞録』自体の伝来は知られていないが、
佚文や版式から、『事林広記』のどの部分が『博聞録』であるか判明しつつある。
今回の論文では、日本で作られた仏典の注釈や『三体詩』の抄物などを中心に
その後発見した『博聞録』関係資料や佚文を紹介。
『博聞録』自体の研究もさることながら、
13~15世紀の日本における漢籍受容の様子も窺えて、とても面白かった。
また、本題とはずれるが、南北朝~室町時代の「管領」・「都元帥」・「総管府」等の
肩書きが、 モンゴル時代の制度を踏まえているという注12の指摘も興味深かった。
これまでの宮氏の陳元靚撰『博聞録』(『事林広記』のもとになった類書)に
関する研究によると、 現在、『博聞録』自体の伝来は知られていないが、
佚文や版式から、『事林広記』のどの部分が『博聞録』であるか判明しつつある。
今回の論文では、日本で作られた仏典の注釈や『三体詩』の抄物などを中心に
その後発見した『博聞録』関係資料や佚文を紹介。
『博聞録』自体の研究もさることながら、
13~15世紀の日本における漢籍受容の様子も窺えて、とても面白かった。
また、本題とはずれるが、南北朝~室町時代の「管領」・「都元帥」・「総管府」等の
肩書きが、 モンゴル時代の制度を踏まえているという注12の指摘も興味深かった。
新発見隋代陰寿の墓誌
韓昇「新発見隋代陰寿の墓誌」(『汲古』56、2009年12月)
近年発見された北周・隋初に活躍した陰寿(墓誌中では陰雲)の墓誌を紹介。
冒頭の墓誌概述で、「未公開の墓誌」と述べているが、
すでに王其褘・周暁薇主編『隋代墓誌銘彙考』第一冊(線装書局、2007年)と、
楊宏毅「隋《陰雲墓誌》考」(『碑林集刊』13、2008年)に、
拓本・録文・解説が掲載されている。
陰雲(陰寿)の事績についても、楊宏毅氏の論文の方が正確。
近年発見された北周・隋初に活躍した陰寿(墓誌中では陰雲)の墓誌を紹介。
冒頭の墓誌概述で、「未公開の墓誌」と述べているが、
すでに王其褘・周暁薇主編『隋代墓誌銘彙考』第一冊(線装書局、2007年)と、
楊宏毅「隋《陰雲墓誌》考」(『碑林集刊』13、2008年)に、
拓本・録文・解説が掲載されている。
陰雲(陰寿)の事績についても、楊宏毅氏の論文の方が正確。
2009年12月23日水曜日
2009年12月20日日曜日
EurAsia3000年
もう、かなり今さらですが、まだ間に合うはず、
ということで紹介します。
「EurAsia3000年 海と陸のシルクロード」
会場:横浜ユーラシア文化館
会期:2009年9月19日~2010年1月11日
休館日:月曜日・年末年始(12月28日~1月4日)
開館時間:9時30分~17時
入館料:一般500円 小中学生250円
展示構成:Ⅵ部構成で、陶磁器・青銅器・ガラス碗・地図などを展示。
Ⅰプロローグ(6世紀以前のシルクロード)、Ⅱ唐とイスラーム世界、
Ⅲモンゴル帝国の出現、Ⅳ大航海時代前夜
Ⅴ大航海時代、Ⅵエピローグ(横浜を通過したシルクロード研究者)
ということで紹介します。
「EurAsia3000年 海と陸のシルクロード」
会場:横浜ユーラシア文化館
会期:2009年9月19日~2010年1月11日
休館日:月曜日・年末年始(12月28日~1月4日)
開館時間:9時30分~17時
入館料:一般500円 小中学生250円
展示構成:Ⅵ部構成で、陶磁器・青銅器・ガラス碗・地図などを展示。
Ⅰプロローグ(6世紀以前のシルクロード)、Ⅱ唐とイスラーム世界、
Ⅲモンゴル帝国の出現、Ⅳ大航海時代前夜
Ⅴ大航海時代、Ⅵエピローグ(横浜を通過したシルクロード研究者)
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