2011年6月6日月曜日

日中国交正常化

服部龍二『日中国交正常化―田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦―』(中公新書、2011年5月)

1972年の日中国交正常化について、
外交記録・インタビュー・日記などを用いて、
田中角栄・大平正芳・外務官僚の動きをひもとき、
国交正常化にいたる過程(主に日本側)を解き明かしている。

田中角栄には金権政治のイメージばかりが
先行していたけれど、日中国交正常化に関しては、
アメリカ・台湾・中国、そして日本の政治家の思惑が交錯する中で、
上手に官僚を操縦し、成果を上げていたことがわかる。

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