明木茂夫『地図帳中国地名カタカナ現地音表記の怪―「大運河」が「ター運河」とはこれいかに』(一誠社、2010年5月)
地図帳における中国地名のカタカナ表記の奇妙さについて論じた小冊子。
中京大学の紀要などの連作論文のエッセンスを凝縮したものらしい。
確かに最近の地図帳にはカタカナ表記が多いなぁ、と思っていたけど、
まさか漢字を一切排除した地図帳がどんどん増加しているとは。
しかも、カタカナ表記のみで一部の公務員採用試験が行われたりしているらしい。
にしても、万里の長城を「ワンリー長城」って表記するのは無しでしょ。
笑ってよんでたけど、だんだん怖くなってきた。
やっぱり最低限、漢字も一緒に表記しないとだめだと思うのだけど。
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