2010年12月16日木曜日

オランダのアート&デザイン 新・言語

東京都現代美術館で開催中のトランスフォーメーション展のついでに見た
「オランダのアート&デザイン 新・言語」展。
全然期待してなかったのですが、なかなかよかったです。
「人とモノとの関係、そして人と人とのコミュニケーションを問いかける」
オランダのアーティスト/デザイナー4名を紹介する展覧会。
地下一階のみの展示で、ずいぶんこじんまりしている。

インパクトあったのが、マーティン・バースの家具。
                作家:マーティンバース CC/BY-NC-ND
生まれたての小鹿、または、よぼよぼの宇宙生物みたいな机。

                          作家:マーティンバース CC/BY-NC-ND
表面がゆがみまくっている衣装棚。

                作家:マーティンバース CC/BY-NC-ND
一分ごとに人が分針を消したり書いたりする時計。

正直、使い勝手はあんまりよくなさそうだけど、
なんだか楽しくなってくるデザイン。


続くマルタイン・エングルブレクトの作品(5点のインスタレーション)は、
人とのコミュニケーションをテーマにしたもの。
迷惑な電話セールスをけむにまく「迷惑電話撃退マニュアル」や、
隣人とのコミュニケーションを円滑(?)にすすめるための
グッズを販売する「ご近所ショップ」などなど、
ちょっとしたブラックユーモアが効いていて、かなり面白い。


トランスフォーメーション展とは一転して、
シンプルであっさり見ることができ、
ユーモアあふれる作品ばかりで純粋に楽しい。

ただ、ネックはお値段……。
こちらの展覧会だけだと、一般1100円・学生850円。
トランスフォーメーション展があれだけたくさん展示していて、
一般1300円・学生1000円となると、ちょっと割高な気がしないでもないです。
セット券(一般1800円・学生1400円)で入ったほうがいいかもしれません。


会期:2010年10月29日~2011年1月30日
休館日:月曜日、12月29日~1月1日、1月11日
開館時間:10時~18時

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