浅見洋二・平田茂樹・遠藤隆俊編『日本宋史研究の現状と課題―1980年代以降を中心に―』(汲古書院、2010年5月)
目次は以下の通り。
遠藤隆俊・平田茂樹・浅見洋二「前言」
平田茂樹「政治史研究―国家史・国制史研究との対話を求めて―」
小川快之「法制史研究」
宮澤知之「財政史研究」
岡元司「地域社会史研究」
遠藤隆俊「家族宗族史研究」
久保田和男「都市史研究」
須江隆「地方志・石刻研究」
市來津由彦「儒教思想研究」
松本浩一「仏教道教史研究」
内山精也「文学研究―詞学および詩文を中心に―」
勝山稔「古典小説研究およびその史学的研究への活用」
板倉聖哲「絵画史研究」
山崎覚士「五代十国史研究」
飯山知保「遼金史研究」
榎本渉「日宋交流史研究」
1980年代以降を中心とした研究史整理。
様々なジャンルが網羅されていて、内容も充実している。
西夏史が取り上げられていなかったのが、ちょっと残念。
『中国歴史研究入門』では、大まかな研究状況しかわからないし、
『史学雑誌』の回顧と展望では、長期的状況はよくわからない。
だから、こうした試みは、本当にありがたい。
他の時代でもやってくれないだろうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿