2010年6月18日金曜日

『史学雑誌』119-5

「2009年の歴史学界―回顧と展望」『史学雑誌』119-5(史学会、2010年5月)

毎度のごとく、総説、歴史理論、日本古代、東アジアからアフリカまでは熟読。
その他の日本史は斜め読み。ヨーロッパ、アメリカは飛ばし読み。

論文リストになりつつあるという批判もあるし、
自分自身多少そう思っていたのだけど、
今回の西アジア・北アフリカの近現代を見て、
やっぱりそんなに面白くなくてもいいから、従来通りでいいかもと思ってしまった。

今回の西アジア・北アフリカの近現代は、
「「周縁」とされる存在を扱う研究」のみを取り上げていて、
従来の回顧と展望なら絶対取り上げられたであろう著作・論文を
全くと言い程取り上げていない(と思われる)。
確かにテーマを絞った分、一つ一つの著作・論文は
丁寧に取り上げられていて、単なる論文紹介にはなっていないけど……。

まぁ、何にせよ「回顧と展望」は、いろいろ勉強になるし、
自分もがんばろっ、という気持ちにさせてくれるからありがたい。

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