網野善彦+谷川道雄『交感する中世―日本史と中国史の対話』(洋泉社MC新書、2010年3月)
1988年にユニテから出版された対談集の新書化。
現在では、原著はなかなか手に入りにくい状況。
実は原著を持っているのだが、スペース削減と
谷川氏による新書版あとがきがついているので購入。
ただ、レジに行ってから、値段が1800円であることに気付いたのだけど、
ちょっと高いような気がしないでもない。
帯には「日本列島史、中国中世(魏晋南北朝・隋唐)史の視点から」云々とある。
( )がついているのが面白い。
新書版あとがき「網野さんとのこと」には、
名古屋大学で同僚だったがあまり交流はなかったこと、
網野氏が「電撃的な戦いをくりひろげて、日本中世史を一変させ」たのに、
私は「今もって孤立無援の状態である」こと、
疑問にこたえてくれないまま網野氏が亡くなってしまったことなどが書いてある。
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