称猫庵
研究、読書、現代アート、ときどき猫
2012年4月15日日曜日
韓国・朝鮮史の系譜
矢木毅『韓国・朝鮮史の系譜―民族意識・領域意識の変遷をたどる』(塙書房、2012年3月)
古朝鮮から現在に至る民族意識・領域意識の変遷について、
丹念に追跡して、分析している。
「韓」族が徐々に北進するとともに、
民族・領域概念が変容していく様子が明示され、
大変面白かった。
そのほかにも、渤海人や女真人の高句麗継承意識など、
現在の国境の枠にとらわれない姿勢に学ぶことが多かった。
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